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【j-futsal連動企画】「障がいのあるなしで分けずに”ごちゃまぜ”でフットサルを楽しもう!」『メリメロフットサルフェスタ2015』体験レポート
2016年03月23日
フットサルは、いつでも、どこでも、だれでも、さまざまな形で楽しむことのできるスポーツです。JFAエンジョイフットサル総合サイト「j-futsal」では、障がいの有無に関わらず一緒にフットサルの活動をしている取り組みもご紹介しています。
今回は、東京都江東区のMIFA FOOTBALL PARKで行われた、「メリメロフットサルフェスタ2015」の模様をお伝えします。
メリメロとは、フランス語で“ごちゃまぜ”のことです。2004年から活動をしてきた「メリメロ」が主催するフットサルイベントのコンセプトは、「障がいのあるなしに関わらず“ごちゃまぜ”になってチームを作り、みんなでフットサルを楽しもう!」というものです。
今回は、民間のフットサル場の協力を得ながら、ピッチでの交流はもちろんのこと、障がい者サッカーの体験やトークショーも交え、障がいのある人とない人がフットサルを通じて交流できるイベントが行われました。
ブラインドサッカー体験 仲間の声を頼りにするのは楽しい
ブラインドサッカーは、アイマスクを着けて視覚を閉じた状態で、転がすと音の出る特殊なボールの音と仲間の声を頼りにプレーをするサッカーです。
試合のときにアイマスクを着用するのはフィールドプレーヤーだけで、試合中は相手ゴール裏に立つガイド(コーラー)がゴールの位置や距離などの情報を声で選手に伝えます。また、ゴールキーパーは晴眼者または弱視者が務め、守備のときには声を出してフィールドプレーヤーに状況を指示します。つまり仲間との信頼関係とコミュニケーションがチームに高いパフォーマンスをもたらすスポーツなのです。参加者は実際にブラインドサッカーを体験することで、こうした競技の特性を感じることができました。
アンプティサッカー体験 クラッチの使いこなしがコツ
アンプティサッカーは、7人制のサッカーとして、主に上肢切断障がいの選手がゴールキーパー、下肢切断障がいの選手がフィールドプレーヤーとなるサッカーです。フィールドプレーヤーは両腕につけたクラッチ(前腕部支持型杖)を軸にして片足でボールを蹴ります。クラッチが軸足となるため、上半身と下半身との連動やバランス感覚が求められます。どの参加者も「難しい、難しい」と言いながらも、真剣にインストラクターのアドバイスに耳を傾け、パスやシュート、そしてドリブルに繰り返しチャレンジしていました。
障がい者団体の垣根を越えた交流を望む声が多数
第2部では懇親会を兼ねたトークイベントが開催され、日本ブラインドサッカー協会、日本脳性麻痺7人制サッカー協会、日本ろう者サッカー協会、そして日本電動車椅子サッカー協会から活動報告がありました。意見として「障がいのあるなしはもちろんのこと、障がい者団体の垣根を越えた交流が、これからの障がい者サッカーの認知度を高め、強化にもつながる」との声が多くあがりました。
JFAでは、だれもが、いつでも、どこでも、サッカーを楽しめるようにする「グラスルーツの推進」のため、障がい者サッカーの取り組みを後押ししています。2015年4月22日(水)には、7つの障がい者サッカー団体をメンバーに迎えて、第1回障がい者サッカー協議会を開催し、障がい者サッカーを統括する組織の設立、各団体の法人化のサポート、そして各種事業の協働について検討を進めていくなど、障がい者サッカーのさらなる普及を推進しています。
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