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都道府県サッカー協会取り組み紹介‐技術委員会の取り組み(青森県サッカー協会)
2016年03月28日
各都道府県サッカー協会の方針や活動内容を、「シニア」「第1種」「第2種」「第3種」「第4種」「キッズ」「女子」「フットサル」「ビーチサッカー」「審判委員会」「施設委員会(環境整備)」「技術委員会」「障がい者サッカー」の13テーマの下、紹介しています。全国各地でどのような活動が行われているのか、この機会にぜひご一読ください。
今回から4回、技術委員会の取り組みをご紹介いたします。
※以下の寄稿記事は、JFAnews2016年3月情報号「REGIONAL NEWS」コーナーにも掲載されています。
技術委員会の取り組み~青森県サッカー協会
工藤英樹 技術委員長
「さらなる進化を目指して」
青森県サッカー界にとってうれしいニュースが続いています。青森県出身の柴崎岳選手(鹿島)が日本代表で活躍するようになり、櫛引政敏選手(鹿島)もU-23日本代表に選出されました。監督では、U-23日本代表を率いる手倉森誠監督、高円宮杯U-18サッカーリーグ2015のチャンピオンシップを制した鹿島アントラーズユースの熊谷浩二監督の活躍があります。クラブチームでは昨季、ヴァンラーレ八戸がJFLファーストステージで優勝しましたし、全国地域サッカーリーグ決勝大会の頂点に立ったラインメール青森は今季からJFLに参入します。さらに、青森山田中学校が4年間で3度の全国大会優勝を飾るなど、最近は、青森県のサッカー界にとって大きな喜びと自信に繋がる出来事が続いています。これも、これまで各チームやトレセンなどで地道に携わっていただいた指導者のおかげと思っています。
青森県サッカー協会は現在、国体における少年男子の優勝、女子の本大会出場を目標に取り組んでいます。少年男子では2006年のU-16移行後、2009年の新潟国体と2011年の山口国体ではベスト8まで進みましたが、近年は初戦敗退が続いており、強化策を見直す時期に来ていると考えています。女子に関しては、U-12年代で男子と一緒に活動していた選手が、中学生になると生活圏内に女子チームが少ないために他競技への変更を余儀なくされたり、U-18年代では他県へ流出するなどの問題があります。
トレセン活動では、国体のU-16化に伴い、2種・3種の指導者の交流が生まれ、キッズフェスティバルに各種別のトレセンコーチが参加するなど、県全体で協力体制が整えられてきています。しかし、指導者養成に関しては、ここ数年、C・D級コーチ養成講習会の受講者が減少傾向にあり、若年層の指導者養成が今後の課題に挙げられます。
青森県にはJリーグのクラブがないことから、高いレベルのサッカーに触れる機会が身近になく、情報が遅れているのも事実です。指導者が絶えず学ぶ姿勢を持つこと、継続して子どもたちに関わり続ける日々の積み重ねが、いずれ結果となって表れるはずです。今後も選手を大切にする意識を忘れず、青森県から素晴らしい選手を輩出すること、そして一番の目標である国体での少年男子の優勝、そして女子が本大会に出場できるよう日々取り組んでいきたいと思います。
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