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都道府県サッカー協会取り組み紹介‐障がい者サッカーの取り組み(大阪府サッカー協会)
2016年05月09日
各都道府県サッカー協会の方針や活動内容を、「シニア」「第1種」「第2種」「第3種」「第4種」「キッズ」「女子」「フットサル」「ビーチサッカー」「審判委員会」「施設委員会(環境整備)」「技術委員会」「障がい者サッカー」の13テーマの下、紹介しています。全国各地でどのような活動が行われているのか、この機会にぜひご一読ください。
今回から4回、障がい者サッカーの取り組みをご紹介いたします。
※以下の寄稿記事は、JFAnews2016年4月情報号「REGIONAL NEWS」コーナーにも掲載されています。
障がい者サッカーの取り組み~大阪府サッカー協会
筒井清二 障がい者サッカー担当
《「第1回ソーシャルフットボール国際大会」の開催を通じて》
第1回ソーシャルフットボール国際大会が、2月27日(土)・28日(日)に大阪府堺市のJ-GREEN堺で開催されました。
この大会は世界で初となる精神障がい者フットボール(サッカーおよびフットサル)の国際大会です。2013年10月、東京に8カ国が集まって開催された「第1回精神障がい者スポーツ国際シンポジウム」において、精神障がい者スポーツの国際的発展のための協力と国際大会開催を目指すことが確認され、今年、実現の運びとなりました。
今回は、NPO法人日本ソーシャルフットボール協会が中心となって実行委員会が組織され、開催に向けて準備を進める中、イタリア、ペルー、日本、大阪選抜の4チームが参加し、素晴らしい試合が行われました。
大阪府サッカー協会も本大会の共催団体として、また主管協会として、大会運営に携わってきました。
昨年9月にJFAで開催された「障がい者サッカージョイントミーテング」を契機に、本協会内に既存の種別を超えた「障がい者担当」を設置。健常者のサッカーのみならず、全てのサッカーファミリーを支援・サポートするための取り組みを開始し、今回の国際大会が初めて迎える大きな大会となりました。
初日は4チーム総当たりで試合を行い、2日目には3位決定戦と決勝戦を実施。優勝は日本代表、準優勝は大阪選抜、3位イタリア、4位ペルーという結果となりました。
両日とも参加チームの交流が図られ、多くのメディアが取材、また大勢の観衆に見守られ、大会を成功裏に終了することができました。2月27日(土)の夕刊、28日(日)の朝刊にも大会の記事が大きく掲載され、今後はより一層、障がい者サッカーへの取り組みが求められるだろうと再認識させられた大会でした。
今後は、4月1日(金)に新たに組織された「日本障がい者サッカー連盟」の活動と連携しながら、大阪府サッカー協会としての使命を意識して、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けたさまざまな取り組みを幅広く展開していく必要があると考えています。