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第22回日本電動車椅子サッカー選手権大会ブロック予選が始まる
2016年05月19日
第22回日本電動車椅子サッカー選手権大会への出場をかけて、5月7日(土)に北海道・関東ブロック予選大会が、障がい者スポーツセンター・横浜ラポールで行われました。
電動車椅子サッカーとは、電動車椅子の前にフットガードを取り付けて行うサッカーです。自立した歩行ができないなど比較的重度の障害を持った選手が多く、ジョイスティック型のコントローラーを手や顎などで操ります。性別による区分はなく、 男女混合のチームで行います。国内では、スピードは時速6km以下と定められており、直径約32.5cmのボールを使用、コントローラーを操作してのパスやドリブル、車椅子全体を使っての回転シュートなどを行ないます。
今回のブロック予選では、北海道と関東各県より7チームが参加し、熱戦が繰り広げられました。優勝したYokohama Crackersを含む4チームが、10月22日(土)・23日(日)に、大阪舞洲障がい者スポーツセンター・アミティ舞洲で行われます第22回日本電動車椅子サッカー選手権大会に出場します。
この大会を皮切りに、各地区でもブロック予選大会が順次行われます。選手たちの繊細なコントローラーさばき、車椅子の機敏な動きをぜひ会場で御覧ください。
北海道・関東ブロック予選 結果
優勝 Yokohama Crackers
準優勝 レインボー・ソルジャー
3位 Yokohama BayDream
4位 FINE
※ここまで全国大会出場
5位 ウイニング フェニックス
6位 BLACK HAMERS
7位 Safilva
今後の日程
5月28日(土)・29日(日)
中国ブロック予選大会
会場:マエダハウジング東区スポーツセンター(広島)
6月4日(土)・5日(日)
中部ブロック予選大会
会場:名古屋市東スポーツセンター(愛知)
関西ブロック予選大会
会場:大阪市舞洲障害者スポー ツセンター(大阪)
6月19日(日)
北陸ブロック予選大会
会場:上越勤労障害者体育館(新潟)
四国ブロック予選大会
会場:香美市北勤労者体育センター(高知)
九州ブロック予選大会
会場:北九州市障害者スポー ツセンターアレス(福岡)
優勝チームコメント
平野誠樹 監督(Yokohama Crackers)
18年連続で出場権を獲得できたことが何よりも嬉しかったです。そして新キャプテンに就任した紺野選手の初陣の大会で、日本選手権2連覇中のレインボー・ソルジャーを決勝で撃破して1位の座をつかみ取ったことは、チームにとって大きな自信となりました。選手の主体性を最重要視したチーム作りの中で、勝利のためにそれぞれが個々の役割を全うしようと必死に闘う姿に胸が熱くなりました。チームの長い歴史の中では数多くのチームメイトを失ってきましたが、彼らの想いを常に忘れることなく、これからもチームのスローガンである「赤い魂」を心に宿して闘い続けていきます。
大会審判員コメント
板元拓也 JPFA審判インスペクター、A1審判員
日本電動車椅子サッカー協会(JPFA)の尽力で、ここ数年で、審判のライセンス制度は整理されてきました。国際、A1、A2、B、Cと現在は4つのレベルがあります。バックグラウンドは個々に違い、選手のご父兄だったり、サッカーの審判だったりします。自分自身はサッカー経験者ではありませんが、知人に選手がいて電動車椅子サッカーに学生の頃から触れるようになり、審判になり15年ほど経ちました。選手の障がいの度合いが様々なため体調の対応は大変ですが、今大会でも医療知識を持った各チームスタッフを信頼して、試合を管理しています。どのスポーツでも審判の存在は不可欠です。選手をリスペクトし、正しいジャッジでより良いプレーができるようにしていきたいと思います。
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