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都道府県サッカー協会取り組み紹介‐シニアサッカーの取り組み(沖縄県サッカー協会)
2016年06月13日
各都道府県サッカー協会の方針や活動内容を、「シニア」「第1種」「第2種」「第3種」「第4種」「キッズ」「女子」「フットサル」「ビーチサッカー」「審判委員会」「施設委員会(環境整備)」「技術委員会」「障がい者サッカー」の13テーマの下、紹介しています。全国各地でどのような活動が行われているのか、この機会にぜひご一読ください。
今回も引き続き、シニアサッカーの取り組みをご紹介いたします。
※以下の寄稿記事は、JFAnews2016年5月情報号「REGIONAL NEWS」コーナーにも掲載されています。
シニアサッカーの取り組み~沖縄県サッカー協会
上地義昭 シニア委員会 委員長
「おかげさまで21周年 楽しく集い・仲間づくり・末長くサッカーを!」
1996年4月に琉球大学の公開講座「親父のための健康サッカー講座」が開催され、受講生140人が修了しました。その翌年、沖縄県シニアサッカー連盟が結成。会員は年々増え続け、現在は400人近くいます。O-40リーグは16チーム、O-50リーグは8チームで総当たりを行っています。エンジョイ志向と競技志向のクラブで2分されていますが、基本的に健康づくりが最優先されていますので何ら問題はありません。もちろん60代選手へのスライディングやタックルは若手選手が気を配り、リスペクトあるプレーを心掛けています。O-60選手には今年から安全のために目立つ「銀パンツ」を支給し、着用を奨励しています。今後も安心してサッカーを楽しめる環境づくりは加速していくでしょう。
大会も安定した自主運営ができており、シニア審判部会の尽力により審判員の資質も向上しています。幸い大きなけがもなく、健康づくり、仲間づくり、そして生き甲斐づくりに貢献するリーグ戦が継続されています。
恩納村に赤間サッカー場と陸上競技場の人工芝が完成してからは、美しい青い海を背景に多くのシニアプレーヤーがゲームを楽しんでいます。お孫さんやご家族がドライブがてら応援に駆けつけるのも、その環境の素晴らしさのおかげでしょうか。
沖縄県シニアサッカー連盟は、「万国津梁」(※世界の懸け橋という意味)の精神で親善交流も盛んです。大阪歯科医師会や岩手県盛岡市のシニアサッカーの皆さんとの交流も10年以上続いています。全国スポーツ・レクリエーション祭を機に、韓国の城北区生活体育蹴球連合会とも20年近く交流してきました。今年の目玉は、沖縄県協会50周年を記念して日本代表レジェンドを招待し、金武町フットボールセンターで交流試合を行うことです。10月の第6回世界ウチナーンチュ大会では、ペルー沖縄県人会チームとの国際交流試合も予定しています。県内外や海外のサッカー仲間と触れ合えることはとても幸せなことです。今後も親善交流は大事にしていきます。他の都道府県のチームで沖縄合宿を考えていましたらご一報ください。温かいおもてなしをお届けします。
沖縄県シニアサッカー連盟は、少年少女、青少年カテゴリーのサッカーチームの九州遠征や全国大会への派遣に助成金を出しています。また、マスターズ大会、全国シニアO-50、O-60九州予選への派遣費をチームに助成し選手の遠征をサポートしています。これもひとえに会員の協力のおかげです。会員からの支援が有効に活用され、大きな輪が広がっていることに感謝して今日もサッカーを楽しみましょう!