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JFAなでしこひろば フットサル大宮(埼玉県)で開催
2016年06月24日
埼玉県さいたま市にある「フットサル大宮」が6月15日(水)、JFAなでしこひろばを開催しました。
平日の午前中からお昼にかけての開催ということもあり、参加者数は5名と多くはありませんでしたが、お母さん方や平日仕事がお休みの方を中心にフットサルやサッカーが大好きな大人が集まりました。
ボールコントロールを中心とした基礎練習や、パス練習、シュート練習などを行い、ステップアップとして状況把握や判断を伴う難しい練習にもチャレンジしました。うまくできた時には参加者から歓声が挙がり、拍手をして喜ぶ姿も見られ、チャレンジすることを心から楽しんでいる様子でした。
最後のミニゲームは、「全員得点+ONE」(チーム全員が1点ずつ取ってから、最後にチームの誰かが1点取ったチームの勝ち)というルールで行いました。チームで協力しながら積極的にゴールを目指し、楽しみながらも白熱した戦いとなりました。
終了後には、参加者から「男性とのフットサルでは、女性はゴール前のポジションでシュートしか楽しめない場合もある。でも女性同士ならドリブルも駆け引きも全部できるから楽しい!」という感想も聞かれました。
主催者コメント
酒井哲 コーチ
女子サッカーに限らず、サッカーの普及には育成世代だけでなく、その世代の一番近くにいる大人たちへの普及も必要であり、その機会を作ることもJFA公認指導者の役割ではないかと考えています。現在、私は主に大人向けのスクールや社会人チームを中心に指導者活動を行っています。参加者の皆様に楽しんでもらうことももちろんですが、子どもたちに伝える際と同じく、個々のスキルアップやグループでの向上につながる要素をしっかり含んだ内容を意識し、「大人の育成・普及」というスタンスでメニューを構築しています。大人の方々が、まずは自らがプレーし、サッカーの楽しみや素晴らしさを少しずつ、そして深く感じ、スキルアップの術を知ることで、そのそばにいる育成世代に伝わっていけば、普及・育成ともに相乗効果があると信じているからです。
「JFAなでしこひろば in フットサル大宮」では、大人の女性たちがプレーを楽しむきっかけとなるよう、初心者の方や運動から離れていた方が気軽に参加できる環境作りをしていきたいです。まだまだ参加者は少ないですが、少しずつでも仲間が増えていけば嬉しいです。そして、参加者の方たちが食事でもしながら、サッカーやフットサルの話題で家族や友人たちと笑いあうきっかけになれば最高だと考えています。
参加者コメント
山口恵美 さん
家事や育児、仕事など日々の生活の中でストレスや疲労が溜まり、体を動かすことがおっくうに感じることもしばしばですが、いつも重い腰を上げてコートに向かいます。すると、練習が終わる頃には、不思議と汗とともにストレスが一時的にでもスッキリと流され消えているのです。その快感にやみつきになり、ほどなく五十路の私ですが、なでしこひろばに毎回参加しています。なでしこひろばには、子どもだけでなく、大人の女性が自分だけの時間を満喫できる場所としても、今後も大きな門戸を開いて待っていてほしいと思います。
JFAなでしこひろば
女の子から、お姉さんやお母さん、おばあちゃんまですべての女性がサッカーをもっと気軽に楽しんでいただける場所です。日本サッカー協会が認定した各地域の団体や施設の皆様によって運営されています。