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第3回Japan Deaf Soccer Festival(JDFAフェスティバル)
2017年05月16日
3月11日(土)、12日(日)の両日、兵庫県播磨科学公園都市の光都サッカー場で、第3回Japan Deaf Football Association(JDFA)フェスティバルを開催しました。
ろう者サッカーは、外見が健常者と変わらないこともあり、社会的認知度が低く、活動資金や周囲の理解が得にくいという現状があります。こうした状況を改善し、ろう者サッカーの認知度を高めることを目的として、3年前にJDFAフェスティバルが始まりました。
今年は「スポーツはみんなのもの」を合言葉に、ろう者だけでなく、いろんな障がいを持つ人たちと健常者との幅広い交流機会となるよう、次のようなプログラムを準備しました。
【サッカーグランド】ろう者選抜チーム対健常者チーム試合、少年サッカー大会(24チーム)、なでしこ交流試合(5チーム)、インクルーシブフットボール(障がい者と健常者混合チームでのサッカー)、バブルサッカー体験
【多目的グランド、駐車場】ブラインド、アンプティ、ろう者など障がい者サッカー体験、車椅子サッカー、大人のミニサッカー大会(15チーム参加)、リズムトレーニング、サッカークリニック、手話体験、アジャンタ、フライイングディスク他
【室内】映画「アイコンタクト」上映会、ダウン症の画家宇田光志氏絵画展
交流の対象種目を広げたということもあり、選手約1,000人、運営スタッフ約100人、一般参加約500人と、たくさんの方々に参加して頂き、試合後や試合の合間に会場のあちこちで障がい者と健常者との自然な交流の輪が広がりました。
また、地元自治体の支援も頂き、消防隊によるはしご車試乗会が実施されたほか、ボランティアグループによるご当地グルメやフリーマーケットなどにもたくさん出店して頂き、西播磨の人たちが支えるフェスティバルとしての一歩を踏み出すことも出来ました。
中山剛 日本ろう者サッカー男子代表監督コメント
今回で3回目を迎えましたJDFAフェスティバルですが、地元の自治体や企業が後援や出店など地域おこしの一環としてフェスティバルに協力してくださり、またサッカー関係以外からも多世代の来場者があり大変盛りあがりました。過去のフェスティバルでは、「観て知る」ことに主眼をおいたイベントが多かったのですが、今回は実際に参加して頂くことで「体験し体感する」ことが出来るイベントをメインに実施しました。障がい者サッカーだけでなく障がい者スポーツについても、年齢、性別や障がいに関係なく、混ざり合って一緒にプレーできたことがすごくよかったです。