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山梨県でサッカーファミリータウンミーティングを開催
2017年07月10日
日本サッカー協会(JFA)は7月1日(土)、全国の47都道府県サッカー協会と共同で実施している「サッカーファミリータウンミーティング」を山梨県昭和町で開催しました。選手、審判、指導者をはじめ、サッカーをする子の保護者やクラブ・自治体関係者らおよそ100人が参加しました。
サッカーファミリータウンミーティングは、サッカーの現場やフロントラインで活躍する皆さまを応援し、支援するサッカー協会であるという方針のもと、今後の日本サッカー界発展のために、現場からさまざまな声を直接お聞きし、意見交換を行うものです。
質疑応答・意見交換のパートでは、グラウンドの不足や熱中症対策、8人制サッカーや1人制審判に関することなど様々な要望や質問が寄せられました。女子サッカーについても、中学生世代でのプレー環境が整っていないために小学校を卒業すると選手登録が減ってしまうこと、ママさんチームの登録が増えないこと、チーム間でのレベルの違いからモチベーションが落ちてしまうことなどの現状が報告されました。また、県内で行われている「ナイトリーグ」について、翌日早朝から別の試合やトレセンが設定されていることがあり、少年世代において夜間に試合があることへの是非を問うご意見もありました。そのほか、大学生が卒業後に山梨県へ戻らないため県サッカーの発展につなげられないことや、選手が県外に流出してしまうことなどの山梨県サッカーが抱える悩みも明らかになりました。
渡辺玉彦山梨県サッカー協会(山梨FA)専務理事はミーティングの締めくくりに、山梨FAの「10年後への取り組み」として、山梨FAの理念、ビジョン、バリューを紹介し、「子どもたちのためにも、これらをもう一度照らし合わせながら、確認し合って取り組む必要がある。皆さんと一緒に頑張っていきたい」と抱負を述べました。
主な意見、要望、質問など
・選手数の少ない少年団の増加について
・8人制サッカーについての検証をしてほしい
・2種と高体連(教育現場)の関わりについて
・学校現場でのサッカー、外部指導者の質の問題について
・少年世代での夜間の試合や大会への参加・開催の是非
・4種における女子サッカーの普及、女子フェスティバル開催について
・女子における4種から3種での登録減、中学校の女子サッカー部創出について
・女子のママさんチームの登録推進、レベルの違いによるモチベーション低下について
・女子の中学世代でのサッカー環境が不十分、選手が県外へ流出する問題について
・1種登録選手のグラウンド不足について
・リーグ戦の過密日程について
・キッズ、フットサルの普及について
・一人制審判について
・大学生が卒業後に県内に戻ってこないことについて
・JFAへの登録の意義・意味とは
・移籍金の還元方法について
・熱中症対策を100%実行できるのかどうか
・関東地区の中での山梨県の難しさ
・メディア解説の質、「個の違い」とは
今後の開催日程
7月15日(土) | 和歌山県和歌山市 |
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※日本サッカー協会(JFA)は、2016年9月17日の兵庫県での開催を皮切りに、この「サッカーファミリータウンミーティング」を約1年間かけて47都道府県で開催します。
「サッカーファミリータウンミーティング」は、JFAはサッカー現場、フロントラインで活躍する皆さまを応援し、支援するサッカー協会であるべきという方針のもと、今後の日本サッカー界発展のために、皆さまから様々な声を直接お聞かせいただき、意見交換を行うミーティングです。
コメント
参加者コメント
スポーツ文化の中のサッカーの役割は非常に重要だと、あらためて感じました。これからもっと少子高齢化が進む中で、すべての人たちが笑顔になれる「スポーツ文化の構築」のため、JFAのリーダーシップの発展を望みます。
参加者コメント
日本サッカーの課題が分かりました。また、その手立てが分かったので、とてもよかったです。今日お聞きしたことを今後の指導に活かしていきたいです。ありがとうございました。
参加者コメント
これほど障がい者サッカーが普及していることに驚き、勉強になりました。山梨県でも障がい者サッカーを普及したいと思いました。
サッカーファミリータウンミーティング
JFAはサッカー現場、フロントラインで活躍する皆さまを応援し、支援するサッカー協会であるべきという方針のもと、今後の日本サッカー界発展のために、皆さまから様々な声を直接お聞かせいただき、意見交換を行うミーティングです。
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