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ろう者サッカー日本男子代表 第23回夏季デフリンピック競技大会サムスン2017開幕
2017年07月18日
本日、2017年7月18日(火)より、トルコ・サムスンで第23回夏季デフリンピック競技大会が開催されます。
デフリンピックとは、聴覚障がい者による4年に1度のスポーツの祭典です。
1924年に第1回大会がフランスで開催され、ろう者サッカー男子日本代表は今大会が4回目の出場となります。
7月14日(金)夜に真新しいJIFF7団体共通ユニフォームを手に日本を発った男子サッカーの面々は、翌15日(土)に無事に選手村に到着しました。16日(日)、17日(月)と軽く調整をし、今日開幕式に出席し、そして、明日7月19日(水)よりいよいよ試合となります。
大会には16チームが参加、4カ国x4グループによって行われる予選リーグから始まります。
Cグループの日本も、明日、前回大会準優勝のウクライナとの対戦を皮切りに、まず3試合を行います。
予選リーグの日程は下記の通りになります。
7月19日(水) | 16:00 (現地時間10:00) |
vs ウクライナ |
---|---|---|
7月21日(金) | 22:00 (現地時間16:00) |
vs アルゼンチン |
7月24日(月) | 0:00 (現地時間23日18:00) |
vs イタリア |
各試合の様子は、こちらからご確認頂けます。
大会は7月30日(日)まで続きます。
監督・コーチ・選手コメント
中山剛 監督
7月14(金)日成田空港での出発お見送りに、アジア大会を一緒に戦った仲間(毛塚、設楽、綿貫、原口)をはじめいつも応援してくださってる多数の方々にお越し頂きありがとうございました。15時間のフライトを終え、全員無事にトルコのサムスンに到着しました。気候は日本と変わらず暑い日が続いておりますが、朝晩は涼しく過ごしやすいです。サッカー以外の種目も続々と現地入りし、大会ムードも高まってきております。
ID発行遅れ、練習場所がないなどのトラブルも続いておりますが、鈴木会長をはじめ野呂さん、田口さん協会スタッフのサポートで乗り切っており、19日(水)初戦に向けていい準備ができております。是非とも応援のほどよろしくお願いいたします。
植松隼人 コーチ
出発日の成田空港ではたくさんの方々が駆けつけて頂き、本当に有り難く気持ち良く出発することができました。ありがとうございます。こちらサムスンにある選手村では多くの他国選手が集まり、対戦相手とはいえ皆さんフレンドリーに国際手話や片言の手話で多文化を知るコミュニケーションを取っています。サムスンの街中にはデフリンピックの看板やバナーがあちこち見られ、一般の方々からは写真攻めもあり温かい人たちばかりでした。
到着初日から軽めのトレーニングをし、2日目は近隣のグラウンドを借りながらも少しずつペースアップをしていき、チームの雰囲気は着々と良い感じになってきております。19日の初戦ウクライナ戦に向けて、ベストコンディションで挑みますので、応援のほどよろしくお願いします。
古島啓太 選手(日本代表キャプテン)
成田空港では、多くの方から見送って頂きました。皆様の熱い気持ちが伝わり、いよいよデフリンピックが始まったなと実感が湧いてきました。夜遅くにも関わらず、我々代表選手を見送って頂きありがとうございます。
トルコ・サムスンでは、国全体がデフリンピックを盛り上げようとしている様子が凄く伝わりました。街中では右を見ても左を見ても、デフリンピックの告知が貼られており、その雰囲気を見た選手達もモチベーションが上がっています。選手村ゲートでは、これまでになくセキュリティが厳しく、テロ対策をしっかりされており、安心して過ごせます。また、日本と比べて湿度が低く、涼しく過ごしやすい環境ですので、少しずつ環境に慣れながら、初戦に向けてコンディションを整えていきます。引き続き、皆様の応援をどうぞよろしくお願い致します。