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笑顔あふれる 第4回JDFAサッカーフェスティバル~みんなでチャレスポ in Harima~開催
2018年03月27日
3月10日(土)、11(日)の両日、第4回JDFAサッカーフェスティバルが兵庫県・播磨光都サッカー場で開催されました。
このフェスティバルは、健常者との交流を通じてデフサッカーの普及を図ると共に、健常者と障がい者の相互理解を深めることを目的として4年前に始めたものです。4回目となる今年は、対象がデフサッカーだけでなく、障がい者サッカー全般であることを明確にするため、サブタイトルを「みんなでチャレスポ in Harima」としました。好天に恵まれた今回、選手、スタッフ、一般参加者を含めて総勢約1,600人が集まりました。
10日(土)、午前中の少年サッカー大会に続く開会式では、昨年トルコでのデフリンピックに出場した、ろう者男子サッカー日本代表の中山剛監督(当時)と古島啓太選手、松元卓巳選手、松本弘選手が紹介され、デフリンピック初勝利という画期的な成績に対し参加者から大きな拍手が寄せられました。午後は、障がい者サッカーを含む様々なスポーツや遊びの体験イベントが行われました。今回、出来るだけ多くの人がいろんな体験にチャレンジする為にスタンプラリーBingoが導入されました。体験コーナーは、全部で25種類。デフサッカー、ブラインドサッカー、アンプティ(切断障がい)サッカー、バブルサッカー、ウォーキングサッカー、インクルーシブサッカー、車椅子体験、フロアーホッケー、キックターゲット、フライングディスク、ドッジボール鬼ごっこ、輪投げ、手話体験などがあり、参加者は各コーナーを体験するごとにスタンプを押してもらい、スタンプが一列に5個揃うとくじを引き景品がもらえるというルールです。この新ルールの導入で参加者がひとつの場所に集中することなく、とてもスムースな流れが実現できました。
こうしたイベントと並行して、3月10日(土)、11日(日)の両日、なでしこリーグとチャレンジリーグ加盟5チームによる交流試合が行われ、公式戦開幕前の熱戦が繰り広げられました。今回も地元自治体の全面的なご支援を頂き、ご当地グルメや野菜の販売などたくさんのブースが参加者で賑わっていました。参加者全員が笑顔で、いろんな人がいること、そして、いろんなスポーツがあることを楽しみながら感じられた2日間となりました。
コメント
岡野恭介 フェスティバル実行委員長
今回のイベントメニューは昨年とほぼ同じでしたが、体験コーナーの配置変更とスタンプラリーの導入により、参加者自身が混雑の少ない場所を選びながら動くことになり、いろんなことを体験するという点で効率的な運営が出来ました。その結果、会場のあちこちから子供たちの歓声が聞こえ、見ていてもとても楽しい雰囲気が伝わって来ました。
齋木慎三郎 フェスティバル実行委員
ワールドカップ年となる今年のフェスティバルは好天に恵まれ、多くの子どもたちが、障がい者の皆さんとともに播磨光都で「サッカー」を思い切り楽しみました。デフサッカー日本代表の皆さんは、子供たちに「言葉を使わずに」いかに意思を伝えるか、その難しさとサッカーの楽しさを子どもたちに教えてくれました。今年は、より多くの子どもたちが障害者サッカーを体験し、距離が縮まったように感じました。
二藪浩一さん(参加者/少年チーム指導者)
播磨光都サッカー場の中山さんにお声掛けいただき、指導チームの選手たちと初めて参加させて頂きました。普段経験できないような貴重な経験の数々で、選手や保護者の皆さんにも楽しんでもらえ、私自身も本当に楽しかったです。また各障害者サッカーの難しさや障害者の方々の頑張りや苦労、日本を代表して戦っている姿を肌で感じることができた素晴らしい一日でした。次回も予定が合えば是非とも参加したいと思います。
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