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リスペクトF.C.JAPANシンポジウム開催!暴力根絶に向けて熱い議論が展開されました

2013年09月12日

リスペクトF.C.JAPANシンポジウム開催!暴力根絶に向けて熱い議論が展開されました

9月7日にサッカーミュージアム、バーチャルスタジアムにおいてリスペクトF.C.JAPANシンポジウムが開催されました。

今回は「暴力根絶」をテーマとし、講演やパネルディスカッションを通じて改めてリスペクトの重要性について考えることとしました。

JFA指導者養成ダイレクターの眞藤邦彦さんによる基調講演では、現在のJFAにおける暴力根絶に向けた取り組みやその考え方について説明された後、子どもたちの親や指導者、社会に対する継続的な啓発活動やそこで学び続けることの必要性について言及され、最後は「スポーツや指導者の価値を高めるために、スポーツに携わる人間はどうあるべきかをしっかりと考え、様々な取り組みを行っていくことが重要」という言葉で締めくくられました。

また、パネルディスカションにおいては、元日本代表で、現在セレッソ大阪アンバサダーを務める森島寛晃さんやリスペクト・フェアプレー委員の綾部美知枝さんのほか、柔道界からソウル五輪銅メダリストである山口香さんをお迎えし、リスペクト・フェアプレー委員長の上川徹さんの進行のもと熱い議論が展開されました。

ディスカッションの中で、山口さんが「子どもたちが社会で通用する、社会が求める人間となれるよう、指導者はスポーツを通じて教育していく責任がある」とお話されれば、綾部さんも「指導者は試合に勝つための技術や方法を教えること以上に、その経験が、子どもたちが成長した時、社会で自分のポジションや役割を考えることができるようになることを見据えて指導にあたることが大事」と、子どもたちの未来を考えた指導のあるべき姿を強調されていました。

最後の挨拶の際、森島さんは指導者の立場で「子どもたちの『サッカーが好き』という気持ちを大切にして指導を行っていきたい」と宣言され、指導者全てが同じ思いでリスペクトの普及に取り組んでいけるよう呼びかけられていました。

今後、リスペクトの理念が広がっていくためには、各地で指導に携わられる皆さんの協力が欠かせません。ぜひこういった活動が日本各地で展開されるよう、一緒になって取り組んでいきましょう!

参加者コメント

暴力根絶の取り組みは本当に困難と思える根深い問題だと思いますが、地道に時間をかけていかなければならないと感じています。今日改めてプレーヤーズファーストを心がけたいと思いました。

子どもの未来に関わっている私たちが今後もさらに真摯に取り組んでいかねばならないことを再認識するとともに、サッカー界は他の競技団体と比較して、常に時代を先取りし前進していることに大変頼もしく嬉しく思いました。

サッカーの指導のみならず、自分の生き方にとって有意義でした。2時間飽きること無く学ぶことができました。仕事で悩みがありましたが、ポジティブになることができました。指導者として参加しましたがプライベートでも得るものが多かったと思います。

各パネリストの個人的経験に基づいた意見を聞くことができ、リスペクトの重要性、リスペクトする意識をみんなに広めていくことの大切さが実感できました。

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