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女王の座を目指し激闘が開幕 第5回全日本女子ユース(U-15)フットサル大会

2015年01月12日

女王の座を目指し激闘が開幕 第5回全日本女子ユース(U-15)フットサル大会

1月11日(日)、第5回全日本女子ユース(U-15)フットサル大会が愛知県豊田市のスカイホール豊田で開幕。9チームが3チームずつ3グループに分かれてリーグ戦(1次ラウンド)を戦い、各グループ1位のほか、2位チームの中から成績上位1チームが決勝ラウンドに進みました。

連勝で1位通過を決めたのは、グループAのクラブフィールズ・リンダ(北海道)とグループBのFCエフロンテ(中国/岡山)。リンダは十文字中学校(関東/東京)との初戦で粘り強さを発揮しました。相手に先行されながらもゴールを奪い返し、3-3で迎えた後半、14分に北村里菜選手のゴールで勝ち越すと、2点を加えて6-3で勝利。勢いそのままに、続く第2節は中津FCポマト(九州/大分)に6-1で快勝しました。大会の初代女王・エフロンテは徳島ラティーシャ(四国/徳島)との接戦を4-1で逃げ切ると、続く伊賀FCくノ一サテライト(東海/三重)との試合でも高い攻撃力を発揮し、6-1で勝利を収めました。

グループCでは1勝同士のFCヴィトーリア(関西/大阪)とオウンゴール(北信越/富山)が第2節に直接対決。オウンゴールが2点を先行しましたが、前回大会の覇者・ヴィトーリアがここからギアチェンジ。すぐさま同点に追い付くと、前半のうちに逆転し、後半も3点を奪って6-3で勝利しました。

2位通過を懸けたグループ間の戦いも白熱しました。1勝のオウンゴールと争ったのは十文字中と徳島。同じ時刻に試合を行った両チームは、勝利して得失点差の争いとした上で大量得点が必要になるため、ゴールへと向かって突き進みました。前半、十文字中は焦りから中津FCからゴールを奪えず、一方の徳島は伊賀FCから4点を奪う対照的な展開となります。迎えた後半、目が覚めるような攻撃を見せたのは十文字中でした。後半開始わずか2分で5点を叩き出すと、その後も中津FCを圧倒していきます。終わってみると小林一歩選手の5点を含む9ゴールを挙げて大勝。徳島よりも数分早く試合を終え、反対側のピッチの結果を見守ります。徳島は相手を攻め立てて8-0までスコアを伸ばしたものの、十文字中に得失点差で及ばず。十文字中の選手たちは徳島の試合終了の瞬間、決勝ラウンド進出の喜びを爆発させました。

12日(月・祝)は準決勝、決勝戦を行い、日本一が決定します。リンダの2010年のプレ大会以来となる優勝か、エフロンテの女王返り咲きか、ヴィトーリアの連覇か、十文字中の初制覇か。ゴールに舞い、勝利に歓喜する選手の一挙手一投足にご注目ください。

監督コメント

布川久実 監督(クラブフィールズ・リンダ)
初戦の十文字中戦は負けてもおかしくない試合でしたが、みんなが頑張って勝点を取ってくれたことで、次の試合につながりました。昨年は準優勝と悔しい思いをしましたし、その大会の経験者も4人いますので、キャプテンを中心に雪辱を誓っています。同時に、1試合ずつしっかりと勝っていこうと臨んでいます。決勝ラウンドでは、ピッチ上で相手や味方の状況をしっかりと判断して、慌ててボールを失わないことを意識しながらゴールを目指してもらいたいと思います。

丸本明 監督(FCエフロンテ)
昨年は、実力は劣っていなかったと思うのですが、普段通りの力を発揮できずに予選で敗退してしまいました。今大会はその経験を生かして、勝利にこだわりながらも、いつものプレーに徹するように声を掛け合うことができたと思います。今シーズンは、サッカーでも5年ぶりに全日本女子ユースサッカー選手権大会に出場しましたが、それが終わってからはフットサルに専念しています。3年生は最後の大会ですので、ここまできたら、あとはこのメンバーで楽しんでもらいたいと思います。

穂積一 監督(FCヴィトーリア)
昨年は優勝でき、選手は今年もやってやろうという強い気持ちで臨んでいます。ただ、体育館でのトレーニングがあまりできず、試合にも慣れない中でなかなか自分たちのペースに持ち込めませんでした。決勝ラウンドはもう少し選手の組み合わせを変えてみたいと思います。関西大会では対戦することができないタイプのチームばかりですし、最後まで諦めずに戦います。上手・下手ではなく、一生懸命戦った方に結果がついてくると思います。

大滝靖 監督(十文字中学校)
大量得点での勝利が必要となった第3節は、特に前半硬くなってしまいましたが、後半は本来の力を出すことができました。チームにはドリブルの得意な選手が多く、そういう選手が仕掛けたところで周囲がカバーする戦い方ができていました。約50名の部員全員を連れて来ているので、スタンドからも大きな声援を送ってくれていますし、そういう選手のためにも決勝ラウンドに進むことができて良かったと思います。厳しい戦いが続くと思いますが、頂点を目指して戦っていきます。

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グループA

グループB

グループC

第5回全日本女子ユース(U-15)フットサル大会

2015年1月11日(日)~12日(月・祝)
愛知/スカイホール豊田

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