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エスペランサが2年ぶりにCPサッカー全日本選手権を制覇
2019年10月11日
一般社団法人日本CPサッカー協会は、2019年10月5日(土)から6日(日)にかけて岐阜メモリアルセンター長良川球技メドウ(岐阜県)において「第19回CPサッカー全日本選手権大会」を開催しました。
「CPサッカー」とは脳性まひ者が行う7人制のサッカーで、フィールドが11人制サッカーより小さい、オフサイドがない、片手で下から投げるスローインが認められていること以外は、11人制サッカーとほぼ同じルールで行われます。この大会は年に一度開催され全国のクラブチームが集まる、CPサッカー唯一の全国大会です。どのクラブもこの大会を目指して強化しており、優勝争いも年々激しくなっています。
2年前に3連覇を成し遂げたエスペランサは、準決勝で前回王者の横浜 BAY FCに雪辱を果たすと、決勝では予選リーグで引き分けたP.C.F.A.サルタルに3-1で勝利。2年ぶりに優勝を飾りました。
大会結果
優勝:エスペランサ
準優勝:P.C.F.A.サルタル
3位:横浜 BAY FC
4位:CP神戸
5位:ASユナイテッド
6位:エスペランサ2020
7位:大阪PAZ
8位:FCプログレッソ(オープン参加)
最優秀選手賞(MVP)
本中野雅 選手(エスペランサ)
優勝チーム監督・選手コメント
神幸雄 監督(エスペランサ)
優勝できたことは、素直に、大変嬉しいです。去年決勝で敗れた横浜BAY FCは、同じ神奈川県内のサッカークラブということもあり、正直本当に悔しい思いをしました。今回は準決勝で横浜BAY FCと対戦し、苦しい試合でしたが去年の借りを返すことができて嬉しく思います。今回の勝因としては、若い選手が成長してくれたことが一番大きいと思います。また、浦キャプテンはみんなを笑顔にしてくれるような存在で、キャプテンを中心にチーム一丸となることができました。監督としては、私自身もCPサッカー選手出身なので、常にリラックスしながらプレーできるような環境づくりを心がけています。CPの特性として、緊張するとどうしても筋緊張が起きて良いパフォーマンスができなくなってしまいますので、いいプレーを褒めるなど、お互いになるべく良い言葉がけをしようと話しています。私もそんな完璧な人間ではないので、チームみんなでサッカーを通して一歩でも人間として成長していきたいと思っています。
浦辰大 選手(エスペランサ)
優勝できて本当に、これ以上ないぐらい嬉しいです。一昨年まで3連覇していて、去年は決勝でPK戦で負けてしまいすごく悔しい思いをしたので、今年は絶対に勝ちたいとずっと思っていました。(決勝戦で対戦した)P.C.F.A.サルタルも(準決勝の)横浜 BAY FCも自分たちより個の力は高いので、チーム力で勝とうと思いました。チームみんなの気持ちの強いプレーができていたと思います。一年前はついてくる感じだった若い選手たちも、去年悔しい思いをしたこともあり、すごく成長したと思います。この一年間で、練習中もそれ以外でもチーム内で話し合う機会が増えて、年齢に関係なく意見を言い合えるようにもなりました。若手と経験ある選手がうまく融合できていますし、いいチームになりました。本当にみんなのおかげです。
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