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電動車椅子サッカー2019年度の日本一が決定! 10km/hカテゴリーはYokohama Crackers、6km/hカテゴリーはDKFBCディスカバリーが優勝
2019年11月21日
日本電動車椅子サッカー協会は、2019年11月2日(土)~3日(日)にかけて静岡県のエコパアリーナにおいて「パワーチェアフットボールチャンピオンシップジャパン2019」を開催しました。
本大会は年に一度、電動車椅子サッカーのクラブ日本一を決める大会であり、電動車椅子の制限速度10km/h以下(国際ルール)のカテゴリー(マックス10)と6km/h以下(国内独自ルール)のカテゴリー(パワフル6)に分かれて実施されました。
マックス10では、昨年決勝で惜しくも敗れ連覇を逃したYokohama Crackersが、王座奪還を成し遂げました。
パワフル6では、昨年度まで2年連続で初戦敗退していたDKFBCディスカバリーが、大会初戦から12得点で勝利をおさめるなど勢いに乗り、優勝に輝きました。
最終順位
マックス10(電動車椅子の制限速度10km/h以下:国際ルール)
優勝:Yokohama Crackers(神奈川)
準優勝:FCクラッシャーズ(長野)
3位:Red Eagles兵庫(兵庫)、Nanchester United鹿児島(鹿児島)
パワフル6(電動車椅子の制限速度6km/h以下:日本独自ルール)
優勝:DKFBCディスカバリー(愛知)
準優勝:BLACK HAMERS(埼玉)
3位:ファインフレンズ(大阪)、兵庫パープルスネークス(兵庫)
MVP
マックス10:三上勇輝(Yokohama Crackers)
パワフル6:池田恵助(DKFBCディスカバリー)
選手コメント
三上勇輝 選手(Yokohama Crackers/マックス10MVP)
Yokohama Crackersは今年20周年を迎え、絶対に日本一を神奈川へ持って帰るという気持ちで練習に励んでおりました。この記念の年に優勝カップを持ち帰れたのは大変嬉しく思います。本大会の開催約1週間前まで、Yokohama Crackersは選手5名中4名がAPOカップ2019(FIPFAワールドカップアジア太平洋予選)の日本代表に選出され、オーストラリアでFIPFAワールドカップの切符をかけ戦っておりました。今大会はAPOカップでの新ジャッジを採用されたため、これまで国内のクラブチームが主に取り入れていたドリブルサッカーが思うようにできなくなりました。APOカップに参加した4名は現地で経験したことが利となりました。
また、その期間日本に残った中山環選手はクラブチームで黙々と練習し、レベルアップをしていました。Yokohama Crackersが一丸となり優勝という結果を得られ、センターポジションでボールに関わる機会が多い私に注目が集まり、チームを代表してMVPをいただけたと思います。今後国内チームも新ジャッチに適応してグローバルスタンダードのパスサッカーを取り入れスピード感が増し、見応えのある競技に変化できるよう、Yokohama Crackersも私も精進して参ります。
池田恵助 選手(DKFBCディスカバリー/パワフル6MVP)
全国から多くのチームが集結した今大会において、優勝と合わせてMVP選手にも選ばれたこと、とても嬉しく思います。現状打破の精神を持ち、チーム一丸となって多くの壁に挑戦し続けてきたことが、今回の優勝に結びついたと思っています。
実は今回、自分がMVPを頂けるという予想はしていませんでした。そんな中で迎えたMVPの発表。自分の名前が呼ばれた時の感情は驚きも合わさって、言葉では言い表すことができないほど格別なものでした。あの時の感覚は、今後一生忘れることはないであろうと、確信しています。
まだまだこれから先、長い競技人生が待っていると思います。今に満足せず、次の舞台に挑戦をし、MVPは池田で間違いなかったと言って頂けるよう、これからも精進し続けたいと思います。素敵な賞を、ありがとうございました。
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