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JFA公認指導者研修会[障がい者サッカーコース]を広島県で開催
2021年12月14日
12月4日(土)、5日(日)に広島文教大学(広島県広島市安佐北区)にて、JFA公認指導者研修会[障がい者サッカーコース]が開催されました。広島では昨年に引き続き2回目の開催で、17名が受講しました。
インストラクターコメント
上野二郎 インストラクター(JFA障がい者サッカーインストラクター)
2日間のコースは、障がい者サッカー指導の基本を理解し、障がい者サッカーとの関わりを持つことを目的としています。講義・実技で障がいの特性、障がいのある方への配慮の方法を紹介し、指導実践では「ともにプレーするための指導」をピッチで表現していただきました。受講者のみなさんは、それぞれの地域や関わりの中で障がい者サッカーへの理解者、協力者を増やしていただけると思います。
広島文教大学女子サッカー部の選手たちも準備や実技で多大なる協力をしていただきました。ありがとうございました。
主催協会スタッフコメント
戸根徹典 氏(広島県サッカー協会 FAコーチ・指導者養成チーフ)
17名の受講者は、1種からキッズまでの指導者と幅広く、県外からも参加していただきました。また、会場を提供していただいた広島文教大学の女子選手にもサポート役として参加してもらい、講義、実技とも充実した研修になりました。
「障がい者と共にプレーする考え方」について学んだ受講者のみなさんは、トレーニングにおいて「合理的な配慮」を行うことで、障がい者の方と同じフィールドで、「互いに全力でサッカーをすることができる」ということに気づけたようです。サポートしてくれた大学生にとっても、今後、社会に出ていく上で、大切なことを学べた機会であったと思います。
受講者コメント
吉田卓史 さん(福山大学)
障がい者サッカーと健常者サッカーは別のスポーツという先入観がありましたが、今回の研修を通し「ともにサッカーを楽しむ」という視点を理解することができました。
田中康紀 さん(ミズノスポーツサービス株式会社)
「サッカーを楽しむ」ことにフォーカスを当て、できること、困難なことを一緒に乗り越えるために「どのようにするか」「どう考えるか」をわかりやすく教えていただき、充実した2日間でした。
柴田誠子 さん(毘沙門台サッカークラブ)
誰もが同じグラウンドでサッカーを楽しめること、またその方法を教わることができました。障がいの有無だけでなく、どんな状況でも起こりうることであり、そのときの配慮も学べました。
自分の中に固定観念があり、障がい者スポーツへの理解度がまだまだだったとわかりました。現在は小学生の指導をしていますが、いろいろな場面で学びが役立てばと思います。