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第17回全日本ろう者サッカー選手権大会 第8回全日本ろう者女子サッカー選手権大会 USFカップを開催
2021年12月17日
12月11日(土)、12月12日(日)、鹿児島県指宿市で「第17回全日本ろう者サッカー選手権大会 第8回全日本ろう者女子サッカー選手権大会 USFカップ」が開催されました。
新型コロナウイルスの影響もあり、男子は2年ぶり、女子は3年ぶりの開催となった今大会では、日本代表選考に関わる重要な位置づけとして男女デフサッカー日本代表監督も視察に訪れる中、白熱した試合が展開されました。
大会1日目
●男子
九州選抜 0-3 東日本選抜
前半は一進一退の攻防が繰り広げられましたが、後半PKを得た東日本選抜がそのまま勢いを保ち九州選抜に勝利しました。
西日本選抜 7-1 北海道選抜
開始早々から北海道ゴールに圧力をかける展開で、西日本選抜が前半で5点をリード。北海道選抜も後半最後に意地を見せるも力及ばす、西日本選抜が決勝へ駒を進めました。
大会2日目
●女子
東日本選抜 2-6 西日本選抜
東西戦となったこの試合は杉本七海選手が前人未踏のダブルハットトリックの偉業を成し遂げ、西日本選抜が勝利しました。
●男子
3位決定戦
九州選抜 8-4 北海道選抜
北海道選抜が先制するも、九州選抜が乱打戦を制し3位となりました。
決勝戦
東日本選抜 9-0 西日本選抜
後半、東日本選抜の攻撃陣が大爆発。大量の得点を重ね見事優勝を果たしました。
MVP
男子:岡田 侑也(東日本選抜)
女子:杉本 七海(西日本選抜)
優秀選手
●男子
大西 諒(北海道選抜)
原口 凌輔(東日本選抜)
松本 弘(西日本選抜)
西 大輔(九州選抜)
●女子
酒井 藍莉(東日本選抜)
押領司 真奈(西日本選抜)
大会結果(報告)
https://jdfa.jp/news/deaf_football_20211212/
男子MVPコメント
岡田侑也 選手(東日本選抜)
コロナ禍で約2年ぶりとなった選抜大会を優勝という形で終えられ大変嬉しく思います。個人的にも最優秀選手賞を頂きましたが、ここがゴールではありません。あくまでも通過点です。この賞を頂けたのは皆さんのおかげでもあり、ここからさらにステップアップしていきます。改めてこの場を借りて感謝申し上げます。
コロナ禍でまたまだ油断できない状況の中、会場の確保、設営など準備に関わった関係者、スタッフの皆様に御礼申し上げます。ありがとうございました。今後もよろしくお願い致します。
女子MVPコメント
杉本七海 選手(西日本選抜)
今大会を開催していただいた関係者の方々に感謝しています。そして昨年、一昨年、女子は開催が中止になり、3年ぶりの開催となった今年の大会に出場できた事を嬉しく思っています。
私事ですが、この3年半怪我による手術の繰り返しで苦しみ、合宿にも参加できない日々が続き悔しい思いをしました。そんななか今大会に参加でき、そして最優秀選手賞に選んでいただいたことが自信に繋がりました。ありがとうございます。チームが優勝でき、最優秀選手賞を頂けたのも監督をはじめとするチームメートのおかげです。
来年はデフリンピックの年なので、コロナも落ち着いてくれる事を祈り、皆さんと一緒に頑張っていきたいと思っています。最後になりましたが運営などに関わっていただいた大会関係者の方々、ボランティアスタッフの方々、そして応援に来てくださった保護者の方々に感謝の気持ちでいっぱいです。
大会実行委員長コメント
村上俊一 さん(山口、九州ろう者サッカー協会)
男子は2年ぶり、女子3年ぶりの開催となりましたが、天候にも恵まれ、無事故、大成功で終えることができ皆様に感謝申し上げます。各チームが最後まで諦めずに熱戦が繰り広げられ、とても印象に残っています。結果は男子東日本選抜チームと女子西日本選抜チームが優勝しました。おめでとうございます。
大会にはNPO法人ユニバーサルスポーツ財団様に協賛していただき、誠にありがとうございました。大会関係者の皆様をはじめ、ご協力いただいた指宿市サッカー協会の方々、審判の方々、ボランティアの方々、手話通訳の方々のご尽力に心から感謝を申し上げたいと思います。誠にありがとうございました。