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2021年度 JFAキッズリーダーインストラクター養成講習会を帝人アカデミー富士で開催
2021年06月09日
日本サッカー協会(JFA)は6月4日(金)~6日(日)、静岡県の帝人アカデミー富士で2021年度 JFAキッズリーダーインストラクター養成講習会を実施しました。緊急事態宣言が発出されている都府県に在住の受講生については、集合時に抗原検査を実施してから講習会に参加。手指の消毒や検温、宿泊施設での対応なども徹底し、新型コロナウイルス感染防止対策を講じた上で開催しました。
本講習会は、各都道府県でキッズリーダー養成講習会を開催する際のインストラクターを養成するための講習会です。キッズリーダー養成講習会は、10歳以下の選手・子どもたちに関わる指導者・保護者で体を動かすことの楽しさを伝える指導者の養成を目的に実施しています。
受講生たちはこの講習会後、キッズリーダーインストラクターとして日本サッカーの基礎となるキッズやそのキッズに関わる大人を増やす活動を各地域で行っていきます。
インストラクターコメント
堀之内寛 インストラクター(JFA)
今回の講習会には全国各地から22名に参加いただきました。普段からキッズに関わっていただいている方もいらっしゃれば、これからキッズやキッズに関わる大人の方に関わっていただく方などさまざまな方が参加しました。指導実践に向けて皆さんでトレーニングメニューを考えていただき、そのなかでうまくできたこと、できなかったことをほかの参加者と議論したりするプロセスも貴重な財産になったのではないでしょうか。当たり前ですが現在の日本代表選手も昔はキッズだったわけで、みなさんの目の前にいるキッズも大きな可能性を秘めているはずです。「キッズ全員を日本代表にすることはできませんが、キッズ全員に『日本代表になる』夢を持たせることが指導者にはできます」。ともにキッズの理解者を増やしていきましょう!
受講者コメント
宇津江智保 さん(群馬県サッカー協会)
開催が難しい状況の中で、開催のためにご尽力いただいた皆様に心より感謝申し上げます。
私自身、キッズの指導現場での経験はまだ浅いですが、全国から集まった受講生の方々は経験豊富な方も多く、共に講習を受ける中で多くのことを学びました。
指導実践と、その振り返りのディスカッションの中で皆さんから出るたくさんのご意見や気づきには、特に学びが多かったです。実際に現場を経験した方のお考えやアイデアを聞くことができたので、自身の活動に活かしていきたいです。
今後、FA内で幅広い年代の女性対象にキッズリーダー養成講習会を行うことができればと考えており、サッカーに関わる女性を増やしていくきっかけの一つとなることを期待しています。
今回の講習会で学んだことを、インストラクターとしてしっかりと受講生に伝えられるように、さらに学びを深め、指導経験を積み重ねていきたいと思います。
髙橋宏冶 さん(大阪府サッカー協会)
今回はコロナ禍の中、貴重な機会であるキッズリーダーインストラクター研修会に参加させて頂きありがとうございました。JFAスタッフや講師の皆さんには指導はもちろん安全面にも配慮していただき感謝しております。私は大阪府FAのユースダイレクターとして育成年代の全てのカテゴリーに関わらせていただく中、今回の研修会で「グラスルーツは日本・FAの宝である」と再確認させていただきました。しかし、大阪府の現状は緊急事態宣言により子どもたちはサッカーができていない状況が続いています。「ピンチはチャンス」という言葉もあるようにこの期間にしっかりと準備し、各種別との連携を図りサッカー「で」しかできないことにチャレンジしたいというパワーを本研修会でいただきました。これまで以上に大阪府で子どもたちの笑顔がサッカー「で」増えるように大阪府FA全体で取り組みます。最後になりましたが、新しい発見・アイデアを頂きました22名の仲間に感謝申し上げます。
安倍亮太 さん(愛媛県サッカー協会)
キッズ年代の指導に対して想いのある指導者が集まっていたので、勉強になることばかりでした。私たちが普段現場で当たり前に気をつけていることを整理して言語化しておくことが、キッズリーダー養成講習会のインストラクターとして受講者に伝えるためには必要なことだと思いました。
受講生の我々は苦労しましたが、これからインストラクターとして活動していく私たちにとって考えておくべきこと、整理しておくべきことのヒントを多く与えていただきました。子どもに指導するのではなく、子どもと関わる大人に指導をするのでそういった観点で学ぶ機会考える機会を数多くいただきました。
もっともっと皆さんとお話がしたかったです。今までで一番充実感があり楽しい研修会でした。