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熊本地震で障がい者サッカーチームも大きな被害を受ける
2016年04月28日
熊本地震により、障がい者サッカーチームも大きな被害を受けています。公益財団法人 日本サッカー協会(JFA)が昨年発行した『障がい者サッカーHAND BOOK』によると、熊本県には、知的障がい者サッカー、デフサッカー(聴覚障がい)、ソーシャルフットボール(精神障がい)の選手がいます。このうち、デフサッカーチームとソーシャルフットボールチームの状況を聞きました。
コメント
宮原慎也 さん(FCウィナレッズ)
山口・九州ろう者サッカー選手権大会を目指して活動しているチームです。現在12名で活動しています。私は、地震の後の1週間、避難所で車中泊をしました。ろう者として不便だったのは、避難所ではお知らせが放送でされていたことです。人の動きを確認したり、いろんな人に質問したりしましたが、食べ物や飲み物の提供場所、時間等の情報を把握できず、大変でした。少しずつですが、いつもの安定した生活に戻っています。また地震が来るのではないかという不安が残っていますので、心のケアも必要だと思います。FCウィナレッズとしての活動は、それぞれの家族や生活面、仕事面が落ち着くまで休止となります。
横山浩之 さん(NPO法人日本ソーシャルフットボール協会理事)
熊本県のチームは、益城町にある益城病院を拠点としています。福岡から現地に支援物資を運びましたが、地震により建物が倒壊し、復旧の目処がたっていません。来週からがれき撤去を始めると聞いています。選手は15名前後ですが、怪我人はおらず全員無事です。今回の地震を受けて、北九州のチームから、希望する選手を受け入れてフットサルをできるようにしたいとのお申し出をいただいています。益城病院にはグラウンドがあり、普段はそこで活動をしています。スタッフを派遣し、活動できるようにしたいと考えています。選手は早く普通の生活に戻りたいと話しており、出来る限り活動をやっていきたいです。