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第22回日本電動車椅子サッカー選手権大会 アミティ舞洲で10/22に開幕
2016年10月14日
電動車椅子サッカーのクラブチーム日本一を決める第22回日本電動車椅子サッカー選手権大会が、10月22日(土)、23日(日)に大阪のアミティ舞洲で開催されます。
電動車椅子サッカーは、電動車椅子の前にフットガードを取り付けて行う“足で蹴らないサッカー”です。
「北海道・関東」、「北陸」、「中部」、「関西」、「四国」、「九州」の各ブロック予選を勝ち抜いた15チームと開催ブロック枠(関西)1チームの計16チームが出場し、日頃の練習の成果を発揮して日本の頂点を目指します。巧みな車椅子さばきや激しいぶつかり合いからのボール奪取など見応えのあるプレーや、緻密な戦術と連携で大会が盛り上がることが期待されます。
大会実施概要
名称:
第22回日本電動車椅子サッカー選手権大会
日程:
2016年10月22日(土) 9:00-21:00、10月23日(日) 9:00-18:00
会場:
大阪市舞洲障がい者スポーツセンター「アミティ舞洲」
大阪市此花区北港白津2丁目1番46号
試合形式:
全試合20分ハーフ、ハーフタイム10分(アディショナルタイムあり)
※「パワーチェアーフットボール競技規則2010 Ver.2.01(日本語版)」に基くトーナメント戦方式。
主催:
一般社団法人日本電動車椅子サッカー協会
出場チーム:
北海道・関東1位:Yokohama Crackers(神奈川)
北海道・関東2位:レインボー・ソルジャー(東京)
北海道・関東3位:YOKOHAMA BayDream(神奈川)
北海道・関東4位:FINE(東京)
北陸1位:金沢ベストブラザーズ(石川)
中部1位:FCクラッシャーズ(長野)
中部2位:Wings(岐阜)
関西1位:奈良クラブビクトリーロード(奈良)
関西2位:Red Eagles 兵庫(兵庫)
関西3位:兵庫パープルスネークス(兵庫)
関西4位:プログレス奈良(奈良)
関西5位:SONIC~京都電動蹴球団(京都)
中国1位:ERST広島M.S.C(広島)
中国2位:廣島マインツ(広島)
四国1位:スクラッチ香川(香川)
九州1位:Nanchester United 鹿児島(鹿児島)
コメント
中村和彦 さん(ドキュメンタリー映像監督)
初めて電動車椅子サッカーを観たのは10年前でした。当時はサッカーというよりラグビーのスクラムやモール状態で、パスというものはほぼ存在しませんでした。その後の大きなルール変更(一人の選手に対して守備にいけるのは原則として一人だけ)でパスが回るようになった電動車椅子サッカーは、加速度的に“サッカー化”してきました。国内の電動車椅子サッカーは制限速度が10kmと6km、2つのルールがあります。前者は国際ルールに準じたものでスピード感にあふれ、後者は国内ルールで多数の競技者がプレーできる良さがあります。2つのルールが今後どういう形で共存していくのか。現在変革の真っただ中です。
選手権大会は6kmルールで開催されます。10kmと比べるとスピード感には欠けるものの、試合そのものの質が落ちるわけでは決してありません。簡単にはボールに追いつけないため、より精度の高いパス、次を見越した繊細なポジショニングなどが必要になってくるのです。基本技術が高いチームが、戦術が選手間に浸透しているチームが、優勝へと近づきます。パラリンピック選手たちよりも重度の障害を持った選手たちの激しくも繊細な電動車椅子サッカーの世界に、ぜひこの機会に触れてほしいと思っています。
※中村氏は長く電動車椅子サッカーをはじめ障がい者サッカーを取材・撮影。一般社団法人日本障がい者サッカー連盟などのウェブサイトに掲載されている映像なども手がけている。
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