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障がい児サッカー教室 今治で開催
2017年01月20日
FC今治のコーチ・選手による障がい児サッカー教室が2016年12月17日(土)、愛媛県今治市で行われました。地元のデイサービスの事業所からの依頼に応え、クラブとして初めての試みとなりました。
瀬戸内海に面したFC今治の波止浜グラウンドに小学生15人が集まりました。初めてボールに触る子ども、上手にボールを操る子ども、FC今治の工藤直人コーチ・斎藤誠治選手・金井龍生選手・上村岬選手・福山直弥選手、サッカー教室を手伝う事業所の職員の方々も、皆一緒に、元気よく太陽の下で走り回りました。
教室はボール投げから始まり、3組に分かれてゴールを競ったり、皆でコーチのシュートをブロックしたりしました。10月に開催される「笑顔つなぐ愛媛大会」(第17回全国障害者スポーツ大会)に向け、入念な準備を続ける愛媛県選抜の指導者(愛媛インクルーシブ委員)や子どもたちの先輩選手も途中から加わり、さらに活気が増しました。
はじめは戸惑う子どももいましたが、気づけばコーチ役の選手の後ろをずっと追いかけている子や選手のそばを離れない子もいて、双方の距離はどんどん縮まっていき、あっという間に終了時間に。子どもたちは、怪我もなく皆、笑顔でグラウンドを後にしました。
主催者コメント
工藤直人 FC今治 今治モデル事業部長
FC今治のミッションステートメントに「より多くの人達に夢と勇気と希望、そして感動と笑顔をもたらし続けます」という項目があります。今回は、観戦ではなく実際にプレーをして楽しみ笑顔になってもらいたいと思いで、このイベントが実現しました。初の試みで不安もありましたが、私自身子どもたちの笑顔にたくさんのエネルギーをもらい、あっという間に時間が過ぎていました。また、このイベントで障がい児の方々にサッカーを通じて触れ合えたことは、私の貴重な経験となり、これからのサッカー指導に大いに役立てたいと考えています。そして、今後このような活動を継続的に行っていき、サッカーファミリーをより一層拡大していきたいと思います。
参加者コメント
斎藤誠治 選手(FC今治)
自分は普段あまり子どもたちとサッカーをすることが少ないのですが、今回行ってみて感じたことは、何をするのに対しても子どもたちの反応がよくとても楽しかったです。女の子も積極的に参加してくれて、たくさんの笑顔が見られて良かったです。また機会があれば参加したいと思います。
小泉菜保子 ゆいまーる なっつ 支援員職員
選手の方の子どもたちへの対応がとても素晴らしくて、なかなか静かに座れない子どもも興味津々に目をキラキラさせて工藤さんのお話を聞いていて、職員全員がうれしくなってしまいました。普段、室内で過ごすことが多いので、とても嬉しい機会をつくっていただいたと思います。子どもたちのキラキラした目、思いっきりボールを蹴る姿をまた見たいです。
※「ゆいまーる なっつ」は、障がいのある児童を受け入れるデイサービス施設の名称です。