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ろう者サッカー日本男子代表、第23回夏季デフリンピックへ
2017年07月07日
2017年7月18日(火)~30日(日)、トルコ・サムスンで第23回夏季デフリンピックが開催されます。
デフリンピックとは聴覚障がい者による4年に1度のスポーツの祭典です。1924年(フランス)から行われており、その歴史はパラリンピックよりも前から行われていました。今大会では、ろう者サッカー男子日本代表が参加します。4回目の出場となります。
今大会には、全16チームが開催国・トルコに集結し、予選リーグは、4グループに4カ国ずつ分かれて行われます。日本は、Cグループ。これまでの3回の出場経験がありますが、まだ、予選リーグで勝ち星を上げたことがありません。しかも、今回の組み合わせは、前回大会準優勝のウクライナ、昨年のワールドカップ4位のアルゼンチン、そして昨年のワールドカップで対戦し、敗れたイタリアと、強豪揃いの厳しい組となりました。
しかしながら、選手を取り巻く環境も少しずつ良くなってきています。今大会では、これまでとは一味ちがった結果を観られるかもしれません。
予選リーグの日程は下記の通りになります。
7月19日(水) | 16:00 (現地時間10:00) |
vs ウクライナ |
---|---|---|
7月21日(金) | 22:00 (現地時間16:00) |
vs アルゼンチン |
7月24日(月) | 0:00 (現地時間23日18:00) |
vs イタリア |
日本代表メンバーは下記選手リストをご覧ください。
http://jdfa.jp/nationalteam/nationalteam_a/
主将:古島啓太
副将:江島由高、松本弘、松元卓巳、河野翔、桐生聖明、中島正行
大会に先立ち、7月1日(土)、2日(日)に大会前最終合宿を行いました。そして合宿最終日には、選手スッタフ一同で必勝祈願をしました。後は本番を迎えるのみとなりました。
監督・選手コメント
中山剛 監督
監督に就任してからの最大の目標でありますデフリンピックが目前に迫っております。いままで3大会連続出場をしておりますが、予選リーグで1回も勝てずに順位トーナメントでもアジアの国にしか勝っておりません。昨年イタリアで開催されたデフワールドカップでは16チーム中11位という成績でした。困難で高い壁ですが、始まる前から無理だと否定していたら何も変わりません。世界との距離を感じましたが、同時に手が届かない距離でもなくなってきたとも感じ、常套句のように言われる高さとパワーでやられた部分は少なくなってきています。それから1年のあいだスタッフ、選手同士がぶつかり合い、戦う集団に変わりました。現在は不安より日に日に楽しみの方が増えてきています。7月19日(水)に初戦で戦う対戦相手は世界ランク2位のウクライナです。応援してくださっています皆様の想い、選手とスタッフの多くの矢が束になり一戦一戦すべてを出し切り戦ってきますので応援よろしくお願いします。
植松隼人 コーチ
中山ジャパン体制に入って4年が経ち、これまで選手やスタッフ、そしてボランティアの皆さんと共に目標にしていたデフリンピックでのメダル獲得。アジア大会やワールドカップ、国際親善試合と実績を積んでいき、4年間の成果を出す時がきました。代表選手の士気は高く、1試合1試合ベストな状態で挑めるよう準備は整っています。ろう者サッカー日本代表を応援よろしくお願い致します!
古島啓太 選手(キャプテン)
デフリンピックという大舞台に向け、選手の思いは様々ですが、これまで日本は予選リーグを突破したことがありません。日の丸を背負う誇りを胸に、選手・監督・スタッフ、そしてサポーターの皆様の思いを1つにして、まず予選リーグ突破を目標に戦います。そして、メダル獲得に結びつけて行きたいと思います。どんな形で我々の戦いをお伝え出来るか分かりませんが、どうぞ応援宜しくお願い致します。
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