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だれでもJoin♪ NPO法人ビッグイシュー基金が「第1回ダイバーシティカップin関西」を開催
2018年06月13日
JFAグラスルーツ推進・賛同パートナー制度の「障がい者サッカー(だれでもJoin♪)」賛同パートナーであるNPO法人ビッグイシュー基金は2018年5月12日(土)、大阪府大阪市西成区のフットメッセ天下茶屋で「第1回ダイバーシティカップin関西」を行いました。
ホームレスや生活困窮者、ひきこもり経験者や性的少数者のLGBTなど、社会から孤立しがちな人たちがフットサルを通じて緩やかにつながることを目的にした本大会。過去4度の大会は、東京での開催でしたが、関西では初の開催となりました。当日は、多様な背景をもった当事者とその支援者ら12チーム、約150人が参加して熱戦を繰り広げました。参加チームごとの対戦に加えて、ハイタッチをしながらの自己紹介や鬼ごっこなどの「アイスブレイク」、ウォーキングサッカーやチームをこえての「ミックスゲーム」など、参加者同士が気軽に交流し合えるプログラムを多く盛り込みました。参加者の中には、サッカー経験の有無だけでなく、自分と立場の違う人とのコミュニケーションに不安をもっていた人も多くいたようですが、大会が始まってからは笑顔でボールを蹴り合い、相手チームを応援するといった様子も随所に見られました。
担当者コメント
ホームレスサッカー東京チーム古屋さん
自分自身、ホームレス状態だった時に、サッカーやチームメンバーとの出会いに救われました。ダイバーシティカップを通じて、新しい仲間と出会えるのは人生の励みになります!今日も楽しかったです!
参加者コメント
ギャンブル依存症を抱える参加者
依存症の人にとって休日や日々の空き時間をどう過ごすかというのは大きな課題です。依存のせいで周囲との人間関係もほとんどなくなっているので、週末に予定を立ててサッカーなどのチームスポーツをすることはとても意味があります。
「LGBT&ALLY」の村木真紀さん
『キャプテン翼』が全盛だった小学生の時、サッカーがしたくて仕方なかったけど、当時はそんなことをしたら「おとこ女や」と言われる時代でした。スポーツは男女で分けることが多く、それがつらい当事者も多いけれど、こんな風にLGBTであることも当たり前に認められた状況でいろんな人とプレーできる場ならすごく楽しめるし、社会もそうであって欲しいです。