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第5回JDFAフェスティバル開催、昨年を上回る来場者で賑わう

2019年03月15日

第5回JDFAフェスティバル開催、昨年を上回る来場者で賑わう

一般社団法人日本ろう者サッカー協会が(JDFA)が主催する第5回JDFAフェスティバル「国際義肢装具協会(ISPO)世界大会2019」プレイベントが3月9日(土)と10日(日)の両日、兵庫県のダイセル播磨光都サッカー場で開催されました。

このフェスティバルは、来場者による様々なブースでの体験を通じて、デフサッカーをはじめとした障がい者サッカー全体の普及と認知度の向上を図るとともに、健常者と障がい者の相互理解を深めることを目的として5年前に始まったものです。今年は、初の取り組みとして「桑山杯 第1回全日本デフジュニアサッカー選手権大会 東日本選抜vs西日本選抜」、「ジブラルタ生命エグゼクティブ会チャレンジカップ U-23デフサッカー男子日本代表vs徳島県立徳島商業高等学校」を開催しました。会場には二日間で、選手、スタッフ、来場をあわせて、前回を上回る2,000人以上が集まりました。

9日(土)は、障がい者サッカーを含む様々なブースでの体験イベントが行われ、リズムフィットトレーニング、デフサッカー、ブラインドサッカー、アンプティ(切断障がい)サッカー、バブルサッカー、ウォーキングサッカー、車椅子体験、フロアーホッケー、フライングディスク、輪投げ、手話体験、転び方教室などの全25種類のブースが登場しました。できるだけ多くの方に体験してもらうべく「スタンプラリーBINGO」も導入されました。体験するごとにスタンプを押してもらい、スタンプが一列に5個揃うとくじを引き景品がもらえるルールで実施され、積極的にブースを回る参加者の姿がありました。

こうしたイベントと並行して、3月9日(土)、10日(日)の両日、なでしこリーグ等の加盟6チームによる交流試合が行われ、公式戦開幕前の熱戦が繰り広げられました。地元自治体の全面的な支援のもと開かれたご当地グルメや野菜の販売ブースも参加者で賑わっていました。多くの参加者の笑顔が印象的な二日間でした。

コメント

森谷洋介 委員長(JDFAフェスティバル実行委員長)
過去最高の来場者をお迎えし、たくさんのみなさんに25種類の体験型ブースを回っていただきました。元デフサッカー日本代表監督の中山剛氏が、第1回開催からこつこつと育ててきたフェスティバルであり、決して十分なおもてなしはできないなかでも、ご来場の皆さんに喜んでいただけることを一番に考えた身近で温かいフェスティバルとなりました。今回初の取り組みとなった【桑山杯 第1回全日本デフジュニアサッカー選手権大会】と【ジブラルタ生命エグゼクティブ会 チャレンジカップ】も実施され、『JDFA』の4文字をより印象付けることができたのではないでしょうか。中山氏に自ら駆け寄り、一生懸命話すデフの少年の姿がとても印象的で、感動をもらいました。来年の「第6回JDFAフェスティバル2020」での再会を心よりお待ちしています。

林哲也 さん(JDFAフェスティバル司会進行)
JDFAフェスティバルのMCを第1回大会から担当しています。デフサッカーを知ってもらうために、ろう者サッカー体験、ろう者選手との交流試合、デフ日本代表選手が世界へ挑戦をする姿を映像で振り返るなど、様々な取り組みを行う中で、参加された方から「デフアスリートが頑張っている姿を知り勇気をもらった。応援したいと思った。自分ももっと頑張れる、挑戦できると感じた」など、たくさんの感想をいただきました。ろう者アスリートが、国内だけではなく、日本代表として世界へ挑むなかで、まだまだ厳しい環境もあります。その壁を乗り越えるために挑戦し続ける姿は、デフサッカーだけではなく、様々なカテゴリーで挑戦をする人々へ勇気を与えてくれるように感じます。JDFAフェスティバルでぜひサッカーの素晴らしさ、スポーツの素晴らしさを感じて下さい。

橋本賢太 さん(デフフットサル男子日本代表トレーナー)
今回の運営では、大阪の追手門学院高校女子サッカー部の選手にも手伝ってもらいました。障害者スポーツに触れたことのない選手に、このような場を通してたくさんの障害者スポーツに触れてもらい、いろいろ感じ取ってもらうために手伝ってもらいました。実際現場では、「体験型イベント」が多数で、子どもたちから大人まで多くの人が、日頃触れることのないものやスポーツに触れて楽しんでいました。また、男子デフフットサル日本代表のフィジカルアッププロジェクトOURVISIONの活動応援シリコンバンドも販売しました。関西でデフに関係する企業やチームを毎回招致し、これだけ大きなイベントを今後も開催し続けれるようにしていきたいと思います。

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