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「ブラインドサッカーグランプリ inフランス 2023」日本は第3位入賞!
2023年07月04日
ブラインドサッカー男子日本代表は、2023年6月24日(土)~7月1日(土)にフランス・シルティカイムで開催された「ブラインドサッカーグランプリ inフランス 2023」に出場し、第3位入賞を果たしました。
ヨーロッパを中心とした8カ国が出場した今大会で、日本代表は、予選グループリーグAで、初戦トルコ代表には1-0で勝利し2戦目ドイツ代表とは引き分けるもイングランド代表に1-0で勝利し、首位で突破。続くノックアウト準決勝では、世界ランク2位のブラジル代表に0-1で敗れこそしましたが、3位決定戦で開催国フランスと対戦し0-0からPK戦にもつれこむ激戦の末に勝利しました。
今大会は、今年8月に開催されるブラインドサッカー世界選手権大会前最後の海外遠征で、パリ2024パラリンピックの出場権獲得のために必要となる、大陸別選手権で出場枠を確保していない国の中での上位3カ国入りを目指すチームにとって収穫の多い遠征となりました。
8月の世界選手権は、12日~25日にブラインドサッカー男子、12日~21日にブラインドサッカー女子、13日~22日にロービジョンフットサルの3カテゴリーにおいて開催され、それぞれ日本代表が出場予定です。引き続き、応援よろしくお願いいたします。
最終結果
・最終順位
1位 ブラジル/2位 イングランド/3位 日本/4位 フランス
5位 イタリア/6位 トルコ/7位 ドイツ/8位 ルーマニア
・ベストGK賞:Dylan Malpas(背番号1・イングランド)
・ベストガイド賞:David Xavier Dos Santos(ブラジル)
・得点王:Paul Iyobo Eghaghe(背番号7・イタリア)
・ベストプレーヤー賞:Paul Iyobo Eghaghe(背番号7・イタリア)
・ベストゴール賞:Frédéric Villeroux(背番号10・フランス)
大会概要
・大会名:ブラインドサッカーグランプリ inフランス 2023
・日程:2023年6月24日(土)~7月1日(土)
・会場:Sporting Club Schiltigheim(フランス・シルティカイム)
・予選グループリーグ組み合わせ
グループA:日本(世界ランキング4位)、トルコ(同9位)、イングランド(同12位)、ドイツ(同17位)
グループB:ブラジル(同2位)、フランス(同8位)、イタリア(同16位)、ルーマニア(同19位)
・日本代表メンバーおよびスケジュール詳細:https://www.b-soccer.jp/news/22118-20230601
監督・選手コメント
中川英治 監督
まずは、今大会に出場にあたり、ご支援・応援いただいた皆さま本当にありがとうございました。
今大会出場の目的は、世界選手権に向けた準備・取り組みで、その中でも「チームを成熟させる」というのが、大きなコンセプトでした。
チームを成熟させるというのは、ひとつは当然、フットボール。ピッチ上でのプレー面の成熟、もう一つは、スタッフ・コーチ、選手含めた、チーム全体としてのオフザピッチも含めた経験値の成熟という2つを掲げて、色々な取り組みをしてきました。
その中でもシミュレーションとしては世界選手権で上位3カ国に入るために、グループリーグの突破とグループリーグ突破後の戦いで結果を残すという取り組みを、重点的に行ってきました。
今大会では、グループリーグ初戦を勝利し、2戦目を引き分け、最終戦は引き分け以上でグループリーグ通過という展開で、最終戦も勝利を挙げ、グループリーグ突破という一つの目標を果たすことができました。次の準決勝は、世界選手権に見立てるとベスト8の試合になるのですが、残念ながら0-1でブラジルに敗戦となりました。ただ準決勝で敗退したからといって下を向くことはせず、次の試合となる3位決定戦を、世界選手権の5位から8位決定戦に見立てて戦いました。
相手チームの分析をしっかり行い、相手のストロングとウィークネスを踏まえた上で、私たちのストロングを生かした戦い方ができました。得点こそ取れませんでしたが、結果としてPK戦で勝つことができました。PK戦に関しては、昨年11月のアジア・オセアニア選手権で悔しい思いをしたので、勝利できたことは、選手にとってもチームにとっても、すごく大きな自信になったと考えています。
また、今大会では、ヨーロッパ選手権の1位から4位のチームと対戦することができて、自分たちの現在地を知ることができました。残りの期間で取り組まなければならない大きな課題も見つけて帰ることができたので、世界選手権に向けて、その課題に取り組み、克服できるように全力で選手スタッフ一丸となって取り組んでいきます。
川村怜 選手(主将/パペレシアル品川)
3位という結果に満足はしていません。準決勝で敗戦しとても悔しい経験をしたことにより改めて、失点したこと、敗戦したことを、チームとして世界選手権前に見つめ直す機会になりました。
3位決定戦のフランス戦は、雨の中で厳しく難しい試合でしたが、最後にPK戦で3人全員がゴールを決めて、キーパーが相手のシュートを止めて勝ち切れたことは、チームとしてとても良い経験となりました。PKではありましたが難しい試合、PK戦を通じての勝負に勝ち切れたことは、世界選手権に繋がる良い戦いができたと捉えています。
チームとしては、初戦トルコ戦で勝ち点3が取れたことはとても良かったです。個人的にも初戦の早い段階で適応して、狙い通りの攻撃で点が取れたことは、成果を感じます。ただ追加点が取れなかったり、2戦目のドイツからは点が取れなかったり、3戦目のイングランド戦でもチャンスはたくさんありましたが2点目が取れなかったり、準決勝・3位決定戦でも、流れの中で点が取れなかったことは、チームとしても個人としても非常に課題を感じました。
残り1ヶ月で、得点力をもっともっと改善する必要があります。世界選手権に向けて、チーム内での役割と、個人の強み・武器を明確にし、チームとして一致団結し、ベストパフォーマンスを発揮できるように更に進化を求めていきたいと思います。
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