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パワーチェアフットボールチャンピオンシップ2023大会結果
2023年11月29日
11月25日~26日の2日間、静岡県袋井市のエコパアリーナで、電動車椅子サッカーの全国大会「パワーチェアフットボールチャンピオンシップ2023」が開催されました。全国から20チームの参加があり、今年は有観客での実施となりました。
電動車椅子サッカーとは、電動車椅子の前にフットガードを取り付けて行うサッカーです。自立した歩行ができないなど比較的重度の障害を持った選手が多く、ジョイスティック型のコントローラーを手や顎などで操りプレーします。性別による区分はなく、男女混合のチームで行います。電動車椅子の制限速度が6km/hの「パワフル6」ではJPDソニック~京都電動蹴球団が優勝し、制限速度10km/hの「マックス10」ではRed Eagles兵庫が優勝しました。
本大会では地元の高校サッカー部員や地域の協賛企業など、大会ボランティアとして多数の方にお手伝いいただきました。また、全国各地からチームの応援に駆け付ける方もいて、会場は盛大な歓声に包まれました。
電動車椅子サッカーの未来像について、参加した選手にインタビューを行いました。この競技に懸ける、熱い思いにあふれています。
大会結果
<パワフル6>
優勝 JPDソニック~京都電動蹴球団
準優勝 イルシオン東京
MVP 河前雄也 選手(JPDソニック~京都電動蹴球団)
<マックス10>
優勝 Red Eagles兵庫
準優勝 FCクラッシャーズ
MVP 内海恭平 選手(Red Eagles兵庫)
ベストパフォーマンス賞 中山環 選手(Yokohama Crackers)
大会概要
大会名:パワーチェアーフットボールチャンピオンシップジャパン2023
日程:令和5年11月25日(土)、26日(日)
会場:小笠山総合運動公園 エコパアリーナ(静岡県袋井市愛野2300-1)
主催:一般社団法人日本電動車椅子サッカー協会
選手コメント
平西一斗 選手(DKFBCディスカバリー)
電動車椅子サッカー界を盛り上げ、将来を作っていくのは私たちです。足元ばかり見ず、同じ方向を向いて取り組む時です。10代、20代の若手が新しい時代を作る時です。ともにサッカーを盛り上げましょう。
河前雄也 選手(JPDソニック~京都電動蹴球団)
今年は上位と下位チームの差が縮まってきていると感じました。このような競争がワールドカップに繋がると思います。また、今後を見据えて、国内でクラス分けテストを行える環境整備も必要だと思いました。それによって控えの選手にも現状とは異なる役割が生まれると思いました。