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第23回全日本ユース(U-15)フットサル大会 開催地代表のブリンカールFCが大会初制覇
2018年01月09日
第23回全日本ユース(U-15)フットサル大会の決勝ラウンドが8日(月・祝)に行われました。激戦となった準決勝2試合と決勝の結果、開催地代表のブリンカールFC(愛知)が見事に頂点に輝きました。
準決勝は10時40分キックオフで行われ、ピッチAではブリンカールとユニアオU-15(東海/愛知)が対戦しました。序盤からボールを持つ時間は長かったブリンカールですが、ユニアオの組織的な守備をなかなか崩せません。それでも14分に奥野慎太郎選手がゴールを奪い、前半を1-0で折り返します。ブリンカールは後半にも得点を加えますが、ユニアオにパワープレーから2点を返されます。それでも、最後まで攻めの姿勢を貫いたブリンカールが4-2で勝利し、3大会ぶりの決勝に駒を進めました。
ピッチCで行われた準決勝のもう一試合、FCステラ(北信越2/新潟)と長岡JYFC(北信越1/新潟)による新潟県勢対決も、好ゲームとなりました。大会4連覇を目指す長岡JYFCが2分に藤田梢紘選手のゴールで先制すると、5分に渡辺海星選手のゴールでリードを広げます。対するFCステラも、前半終了間際に小鍛冶開人選手が1点を返し、点差を縮めて後半を迎えました。後半の立ち上がりに、長岡JYFCが3点を加えますが、FCステラも最後まで諦めることなく戦い、反撃に出ます。熊倉弘貴選手が2ゴール、小鍛冶選手が2点目を決め1点差まで詰め寄りましたが、5-4で長岡JYFCが逃げ切り、決勝に進出しました。
準決勝までに24ゴールを挙げたブリンカールと、32ゴールを挙げた長岡JYFCによる決勝は、ここでも多くのゴールが決まる試合となりました。先手を取ったのはブリンカールFC。2分、5分と大森涼選手がゴールを決めると、奥野選手も追加点を挙げます。ボールを保持しながらもゴールを挙げられず、速攻から失点を喫した長岡JYFCも、藤田選手が3得点を挙げて一度は試合を振り出しに戻します。しかし、追いつかれたブリンカールも攻め返し、前半は5-4とブリンカールがリードして折り返します。
後半に入ると、一人一人の高い個人技を生かしたブリンカールの攻撃が爆発します。18分に奥野選手の2点目で相手を突き放すと、その後も19分に大森選手がこの試合3点目となるゴールを記録。22分には奥野選手もハットトリックを達成し、さらに26分、27分にも得点を挙げて10-4と大きくリードを広げました。終盤に長岡JYFCもパワープレーから反撃を仕掛け、試合終了間際に1点を返しますが、攻撃力を見せつけたブリンカールが10-5という大差をつけて、初の全国制覇を達成しました。
監督・選手コメント
古居俊平 監督(ブリンカールFC)
決勝は長岡JYFCと戦いたいと思っていました。良い相手だったので、いつも以上に選手たちが良いプレーをしてくれました。今回は今までやってきたことを、普段通りにやろうと声を掛けていましたし、リスクを承知でどんどん攻めて、打ち合いをするイメージでした。子どもたちが頑張って僕らについてくれましたし、保護者をはじめ関係者のみなさんの協力があって、この優勝があったと思うので、本当に感謝しています。僕たちがこうして結果を出すことで、フットサルをやることが、フットサル選手、サッカー選手の成長につながることを証明したいので、この子どもたちには次のカテゴリーでも頑張ってもらいたいです。
奥野慎太郎 選手(ブリンカールFC)
うれしいの一言です。決勝でも、自分の出来る限りのことをやりました。小学校のときにバーモントカップで優勝していたのですが、中学校になってから、まだ一度も全国制覇をできていなかったので、絶対に優勝したいと思っていました。一度、追いつかれたときはまずいと思いましたが、絶対に勝てると思っていました。今年のチームは気持ちが強く、点を取られても、絶対にまた取り返すという気持ちがあったので、勝てたんだと思っています。
西田勝彦 監督(長岡JYFC)
ブリンカールが強かったです。先にゴールを連取されたとき、浮ついた雰囲気があったので早い時間帯でしたが、タイムアウトを取り修正しました。そこから追いつけましたが、今年は強烈な個性のある選手がいるわけでもありません。セレクションをしているわけではなく、フットボールを楽しみたいという気持ちで、好きで来てくれている子たちを伸ばして戦っています。選手たちには、「この先、苦しいことがあったとき、このメダルを見て今日の悔しさを思い出して、もっと頑張りなさい」と、伝えました。この経験を今後に生かしてほしいです。
細越健太郎 選手(ユニアオU-15)
みんなで力を合わせて、ここまで来ることができたことに感謝します。フットサル選手になるという夢があるので、この大会を今後の自分の人生に生かしていきたいと思います。みんなピッチ内外で仲が良いですが、やるときはやるというふうに切り替えることが日本で一番できるチームです。だから練習も一つひとつ集中してやれていますし、それがここまで来れた要因だと思います。全国大会に出ることが目標だったので、ここで3位になることができて、本当にうれしいです。
美馬佑奈 選手(ユニアオU-15)
小学校のときに最初はスクール生だったのですが、フットサルに魅力を感じてユニアオのチームに入ってフットサルを続けてきました。小6、中1のときは男子との体格差を感じなかったのですが、中2、中3では体格差を感じました。それでも、みんなに置いて行かれないように一生懸命やってきたので、今この舞台に立てたんだと思います。ただ、今大会で自分は活躍できたわけではなくて、みんなが頑張ってくれたので、ここまで連れてきてもらったと思っています。高校ではユニアオを離れて、高校でサッカーをしようと思います。そこでも全国を目指しますし、ユニアオで学んだことを生かして、全国の舞台で頑張りたいと思います。
JFA-TV
第23回 全日本ユース(U-15)フットサル大会
大会期間:2018年1月6日(土)~2018年1月8日(月・祝)
会場:愛知県/スカイホール豊田
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