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JFA 第15回全日本女子フットサル選手権大会が開幕 前回女王の福井丸岡ラックが2連勝

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2018年11月03日

JFA 第15回全日本女子フットサル選手権大会が開幕 前回女王の福井丸岡ラックが2連勝

JFA 第15回全日本女子フットサル選手権大会が11月2日(金)に開幕し、女子フットサルの頂点を目指す戦いが始まりました。今年は石川県・いしかわ総合スポーツセンターに戦いの舞台を移した本大会。初日には1次ラウンドの16試合が行われ、熱戦が繰り広げられました。

初出場のチームが3つ集まったグループAでは、開催地代表のビークス石川レディース(開催地/石川)がサプライズを起こします。ビークス石川レディースは、初戦で前回大会3位のメンバー オブ ザ ギャング(東海2/三重)と対戦しました。開始直後に小野芙美子選手のゴールで先制したビークス石川レディースは、前半のうちに一度は逆転を許します。それでも後半に2点を取り、大会初戦で白星を挙げました。さらに第2節でもカレビッチ愛媛レディース(四国/愛媛)に4-1で勝利し、2連勝でグループ首位に立ちました。3日の第3節では日本女子フットサルリーグに所属するエスポラーダ北海道イルネーヴェ(北海道)と対戦します。ともに初出場の両チームのうち、どちらが決勝ラウンド進出を決めるでしょうか。

グループBでは、2大会ぶり5度目の優勝を目指すアルコイリス神戸(関西2/兵庫)と2大会ぶりに出場を果たしたビークス東京レディース(関東1/東京)がともに2連勝を収めています。2チームの強さが光りましたが、その一方で前回大会ではアルコイリス神戸に0-12と大敗を喫したメッセ仙台レディース(東北2/宮城)が同じ相手に0-3という接戦を演じており、全国的なレベルアップを感じさせてくれました。

グループCでは、2大会ぶりの決勝ラウンド進出を目指すSWHレディースフットサルクラブ(関西1/兵庫)が2連勝で首位に立ちました。そのライバルとなると目されていたフウガドールすみだレディース(関東3/東京)は、初戦でコラッサ福岡(九州/福岡)に勝利したものの、第2節では第3回ユースオリンピックで準優勝したU-18女子フットサル日本代表の須藤優理亜選手、追野沙羅選手を擁するラオフェン(北信越2/富山)に苦戦を強いられます。キックオフ直後に北隅春菜選手のゴール先制したフウガドールすみだレディースでしたが、その後は得点を挙げられません。試合終了間際にはロングボールからの攻撃で竹内奈々選手に同点ゴールを決められてしまいます。このまま試合は終了し、1-1の引き分けに終わり、勝点を4に伸ばすにとどまりました。

日本女子フットサルリーグの2クラブが入ったグループDでは、第2節で前回女王の福井丸岡ラック(北信越1/福井)が府中アスレティックFCプリメイラ(関東2/東京)に4-2で勝利を収めて2連勝。グループ首位に立っています。田中悦博監督が「ユースオリンピック組と日本に残って頑張っていた選手たちが融合して、見ていてワクワクする。失点しても全く慌てなかったし、自信に満ちていると感じる」と話します。その前回女王を破るチームが、出てくるかは今大会の注目ポイントとなりそうです。

1次ラウンドの第2節までを消化しましたが、グループステージ突破を決めたチームはありません。各グループの首位チームが、そのまま決勝ラウンド進出を決めるのか。逆転劇を見せるチームが現れるのか。大会2日目となる11月3日(土)、決勝ラウンド進出の4チームを目指す戦いから目が離せません。

コメント

宇津木みる 選手(ビークス石川レディース)
個人としては数年ぶりの全日本選手権出場となりましたが、楽しいですね。やるからには優勝を目指してこの大会に臨みましたが、開幕2連勝は上出来の結果です。私たちは石川県在住の選手が半分と、東京都在住の選手が半分で構成されていて、東京組と石川組のセットに分けて戦っています。下は17歳から、上は42歳までと年齢層の幅は広いですが、和気あいあいとやっています。東京組の遅攻、石川組の速攻、そして堅い守備で明日は決勝ラウンド進出を目指します。旋風、起こします!

佐野川祐理 選手(エスポラーダ北海道イルネーヴェ)
3年越しで全日本選手権出場を果たせました。去年までは北海道開催で、大会の運営をやっていた悔しさもあったので、みんな今大会にかける思いは強かったです。やっとスタートラインに立てました。初戦は0-0でしたが、短い期間で取り組んできたことが発揮できました。第2節では今大会初ゴールを決めることができました。太田涼日選手が絶対にパスを出してくれると信じてゴール前に走り込んでよかったです。そのあと追いつかれましたが、しっかり勝つことができました。明日は絶対に勝たないといけない試合です。今日の勝利は一度リセットして、明日の試合に臨みたいと思います。

唐澤広彰 監督(メッセ仙台レディース)
去年、すごく悔しい思い、すごく恥ずかしい思いをしましたが、全国に帰ってきたい思いが強くありました。そこで何をしないといけないかを考え、これまでは攻撃に重きを置いていましたが、今年はラインを下げて取りどころを明確にした守備に取り組んできました。結果の面では応援してもらっている人たちに申し訳ないですが、選手たちは少なからず今日の試合で見えたもの、成長できた部分があったと思います。結果はネガティブですが、ポジティブな面もあったので、明日の第3節ではその集大成を見せて初勝利をつかみたいと思います。

前川義信 コーチ(ラオフェン)
今ここに立っている彼女たちだけではなく、2カ月前にどんな姿だったかを考えると、非常に満足しています。ただコンペティションに出る以上、勝利する、決勝ラウンドに進出することが求められていたことなので、その意味では残念に思います。第2節で引き分けてしまったことで、決勝ラウンドに進む可能性はなくなってしまいました。それでも、この大会の経験を今後の選手たちの活動に、また富山県に還元していくことが、私の使命だと思うので、そういうことを考えて、第3節に向けてしっかり準備をしていきたいと思います。

ベップ(東海地域第1代表/愛知県)のチーム紹介映像が他チームのものになっておりましたので修正いたしました。お詫び申し上げます。

大会日程:2018年11月2日(金)~11月4日(日)
大会会場:石川県/いしかわ総合スポーツセンター
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