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白熱の“大阪ダービー”はドローに終わる ~高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグ第16節~

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2019年11月25日

白熱の“大阪ダービー”はドローに終わる ~高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグ第16節~

高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグWESTは11月23日(土)と24日(日)に第16節を行い、セレッソ大阪舞洲グラウンドではセレッソ大阪U-18(大阪)とガンバ大阪ユース(大阪)が対戦しました。

ピックアップマッチ

セレッソ大阪U-18 1-1(前半0-1、後半1-0)ガンバ大阪ユース

3種年代からしのぎを削るライバル同士の一戦は、MF食野壮磨選手(#10)が「大阪ダービーは絶対に勝たなければいけない」と意気込むG大阪のペースで試合が進みます。食野選手とMF長尾優斗選手(#6)を起点とした素早いパス回しでC大阪を押し込むと、26分にはスルーパスから右サイドを抜け出したFW大谷優斗選手(#18)がゴール前にパスを展開。中央に走りこんだMF久保勇大選手(#17)が落ち着いて決め、試合を動かしました。

36分にもGKからの組み立てに対して、久保勇選手が高い位置からのプレッシャーをかけると、足に当たったボールがゴールに向かいましたが、惜しくも右ポストに直撃。「追加点を取り切れないのが今の課題」と島田貴裕監督が悔やむ通り、G大阪は見せ場をつくりながらも2点目が奪えないままハーフタイムを迎えました。

後半の流れは一変し、C大阪のペースに傾きます。「相手がプレッシャーをかけてきているところで不用意なミスが多かった」(島田監督)G大阪に対し、C大阪は「最初はダービーの緊張もあったけど、途中から慣れてきて自分の得意な守備やサイドチェンジが増えた」と話すMF岡澤昂星選手(#36)ら後方の選手がボールを持つ時間が増えました。MF吉馴空矢選手(#14)とFW西村真祈選手(#13)が左右を攻め込む回数も増え、50分にはサイド攻撃から左CKを獲得。クロスのこぼれ球を狙ったMF奥村仁選手(#10)のシュートはDFに阻まれましたが、途中出場のFW新保海鈴選手(#20)が押し込み、C大阪が同点に追いつきました。以降もC大阪は手を緩めず、勝ち越し点を狙いましたが、スコアは動かず、1-1。今年最後の大阪ダービーは勝点1を分け合う結果となりました。

試合詳細はこちら

監督・選手コメント

海本慶治 監督(セレッソ大阪U-18)
試合前はどこで優位性をつくるかなど組み立てに関しての指示を送りましたが、前半はボールをもらうことを怖がっているように感じました。後半は修正し、サイドの幅を使いながら中を攻めることができましたが、逆転はできませんでした。ゴール前での精度を欠くのは年間を通じての課題です。まだ残留争いは続きますが、3年生の気持ちだけでなく、下級生や来年から入ってくる選手のためにもプレミアリーグの舞台を守ってあげたいです。

MF #8 松本凪生 選手(セレッソ大阪U-18)
ガンバは技術があってビルドアップが上手いチームです。前半は相手の流れに飲まれる時間が続き、ボールを奪ってもつなぐことに消極的になっていました。ただ、後半は徐々に自分たちの流れに持ち込むができました。セットプレーから同点ゴールを奪うことができましたが、さらに押し込むことができれば勝ちにつなげることができた気がします。残留争いが続く中、負けられないではなく、勝たなければいけない状況です。延期の試合も含め、少しでも多くの勝点を積み上げて、残留をつかみたいです。

島田貴裕 監督(ガンバ大阪ユース)
後半は後ろからもっと運びたかったけど蹴るばかりになってしまったのが悔やまれます。相手が前がかりになれば裏が空いてくるので、そこを利用すれば前からの圧力も減らせる。プレッシャーをかけられた時に背後を意識させながら、つなげられるようになるのが一番良い。どちらか一辺倒になりがちなので、上手く見極めながらプレーできるようになってほしいです。グランパスさんの結果次第ではありますが、僕らは最後まで優勝の可能性がある限り頑張ろうと話しています。勝ち続けて、最後にJユースカップの決勝で敗れたグランパスさんにリベンジするのが、今のモチベーションです。

MF #10 食野壮磨 選手(ガンバ大阪ユース)
優勝争いのためにも絶対に勝たなければいけない一戦でしたが、引き分けに終わってしまいすごく残念です。相手が前に強いので、うまく裏を使いながらボールをつないでいこうと考えていました。狙い通りの形で先制点を奪えたのは良かったのですが、後半は前から奪いに来た相手を恐れて長いボールを蹴り過ぎてしまったのが反省点です。もっとボランチの僕がボールを引き出して、さばけていればまた違った試合展開になったと思います。

その他の試合結果

愛媛FC U-18 2-1(前半0-0、後半2-1)アビスパ福岡U-18
名古屋グランパスU-18 5-2(前半2-2、後半3-0)ヴィッセル神戸U-18
東福岡高校 1-2(前半1-1、後半0-1)大津高校
京都サンガF.C. U-18 1-3(前半1-1、後半0-2)サンフレッチェ広島F.Cユース

アビスパ福岡U-18(福岡)をホームに迎えた愛媛FC U-18(愛媛)は、試合終了間際に奪ったDF村中総一郎選手(#15)のゴールが決勝点となり、開幕戦以来の白星を手にしました。首位の名古屋グランパスU-18(愛知)は、FW武内翠寿選手(#17)の2ゴールを含め、5点を奪いヴィッセル神戸U-18(兵庫)を下しました。京都サンガF.C. U-18(京都)とのアウェイゲームに挑んだサンフレッチェ広島F.Cユース(広島)は、FW竹内崇人選手(#15)の先制点を皮切りに3点を奪い、勝点3を手にしました。

大会期間:2019年4月6日(土)~2019年12月8日(日)

EAST 第17節
2019年11月30日(土)
11:00 浦和レッドダイヤモンズユース vs 柏レイソルU-18(浦和駒場スタジアム)
2019年12月1日(日)
11:00 大宮アルディージャU18 vs 尚志高校(埼玉スタジアム2002 第2グラウンド)
11:00 鹿島アントラーズユース vs 青森山田高校(茨城県立カシマサッカースタジアム)
13:00 清水エスパルスユース vs ジュビロ磐田U-18(IAIスタジアム日本平)

WEST 第15節延期試合
2019年11月27日(水)
11:00 ガンバ大阪ユース vs サンフレッチェ広島F.Cユース(OFA万博フットボールセンターグラウンド)
2019年12月4日(水)
18:00 ヴィッセル神戸U-18 vs セレッソ大阪U-18(いぶきの森球技場)

WEST 第17節
2019年11月30日(土)
11:00 名古屋グランパスU-18 vs セレッソ大阪U-18(トヨタスポーツセンター(天然芝))
11:00 サンフレッチェ広島F.Cユース vs 大津高校(吉田サッカー公園 人工芝グラウンド)
2019年12月1日(日)
11:00 東福岡高校 vs アビスパ福岡U-18(東福岡高校グラウンド)
13:00 愛媛FC U-18 vs ヴィッセル神戸U-18(愛フィールド梅津寺 人工芝グラウンド)
14:00 京都サンガF.C. U-18 vs ガンバ大阪ユース(京都サンガF.C. 東城陽グラウンド)

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