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広島が磐田を破り、今季初の連勝を達成! 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2022WEST第12節

2022年07月11日

広島が磐田を破り、今季初の連勝を達成! 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2022WEST第12節

高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2022WESTは7月9日(土)と10日(日)に第12節を実施。磐田スポーツ交流の里ゆめりあ球技場ではジュビロ磐田U-18(静岡)とサンフレッチェ広島F.Cユース(広島)が対戦しました。

ピックアップマッチ

ジュビロ磐田U-18 1-2(前半0-0、後半1-2)サンフレッチェ広島F.Cユース

前年王者ながらも、開幕から6試合もの間、白星から遠ざかった広島ですが、初勝利を奪った第8節の名古屋グランパスU-18(愛知)戦からは、4試合負けなしを維持。1-3で敗れた前期のリベンジを狙った今節も勢いよく試合に入りました。

前半のポイントとなったのは、2人で磐田の総得点の半数以上を奪うFW伊藤猛志選手(#9)とMF後藤啓介選手(#17)への対応です。DF渡邉雄大選手(#5)が「相手のキープレイヤーだった2トップに、ボールを渡さないよう前線からプレスを掛けました」と振り返る通り、広島は試合開始と共に前線からアグレッシブな守備を繰り返しました。

高い位置で奪ってからは、「両サイドから行けると思っていた」と髙田哲也監督が信頼を寄せるDF滝口晴斗選手(#7)とMF越道草太選手(#11)が左右のサイドを突破。3分には右CKのこぼれ球から、DF畑野遼太選手(#6)がボレーで、13分にはMF笠木優寿選手(#10)がペナルティーエリア前からのFKでゴールを狙いましたが、1点が奪えないまま前半を終えました。

後半も流れは変わらず、広島が見せ場をつくります。52分に好プレーを披露したのは、前半から高い位置でのボールハントを続けたMF髙下仁誓選手(#14)。「相手は自分のことを見えていなかったので、身体を入れたら奪えると思った」と中盤で相手ボールを奪うと、そのままゴール前にスルーパス。フリーで抜け出したFW中川育選手(#29)のシュートはGKに阻まれましたが、こぼれ球を途中出場のFW妹尾颯斗選手(#13)が押し込み、均衡を破りました。

63分と68分には伊藤猛志選手に危ない場面をつくられましたが、GK名越瑛恆選手(#1)の落ち着いたセービングでしのぐと、2度目の決定機が72分に訪れました。妹尾選手のポストプレーを受けた笠木選手がドリブルでゴール前へと進出。ペナルティーエリアの右から左隅へと流し込んだ一撃がゴールネットに吸い込まれ、広島がリードを広げました。

試合終盤に入ってからは、磐田がけがで戦列を離れていたキャプテンのDF岡航平選手(#5)を投入。DF松田和輝選手(#7)が「航平が入ったことで前が見えるようになり、周りが落ち着いた」と話した通り、攻撃にリズムが生まれ始めました。79分にはMF細石真之介選手(#18)のタメから、DF伊藤稜介選手(#25)がクロスボールを展開。反対サイドのMF鈴木泰都選手(#19)がヘディングシュートをたたき込みましたが、反撃は及ばず1-2でタイムアップ。今季初の連勝を達成した広島が、暫定6位まで順位を上げました。

監督・選手コメント

DF #7 松田和輝 選手(ジュビロ磐田U-18)
前半の立ち上がりはアグレッシブに前から守備をしてくる広島に対し、受け身になりすぎました。前半の結果だけ見たら0-0でしたが、序盤のプレーが90分終わったところまでつながっていたように思います。相手が前からプレッシャーに来ても跳ね返すような力を身に付けなければいけません。今年に入ってからは、うしろからしっかりつないでゴールまで行くサッカーに取り組んでいます。やってきたサッカーにより磨きを掛けるのが、勝利するために一番大事だと考えています。

MF #14 野口来夢 選手(ジュビロ磐田U-18)
セットプレーを含めて押し込まれる時間が長く、なんとか自分たちのペースにしようと思ったのですが、前にボールを運ぶこともできませんでした。苦しい状況で、自分たちがどういうサッカーをするかが大事です。勝てた試合同様に、前からアグレッシブに奪いに行き、流れを引き寄せるべきでした。後半はピッチにも慣れて、つなぐサッカーができる場面が増えただけに悔しいです。最近は練習で緩さが見えるので、全員が勝つ意識を持ちたい。チームとして、個人としてもっとやらなければいけません。

髙田哲也 監督(サンフレッチェ広島F.Cユース)
今日は相手の2トップをどう抑えるかがポイントだと考えていましたが、前半は2人への出どころを上手く封じることができ、仕事をさせませんでした。良い流れで試合を進めていたので、前半1-0で終えたかったのは正直なところですが、0-0でも良いなと思っていました。後半に入ってからはジュビロが意図的に2トップを使ってきましたが、前向きで奪ってカウンターで得点が奪えました。ここ何試合かは良い流れで来ています。勝利の自信によって選手が変わってきました。

DF #5 渡邉雄大 選手(サンフレッチェ広島F.Cユース)
リーグ戦の序盤はチームとして甘い部分がありました。球際が緩かったり、後輩が3年生に対して遠慮していましたが、練習からみんなで課題を意識して変えていきました。ミーティングをしたおかげもあり、チームとして良い練習ができているのが、良い試合につながっています。(第11節の)東福岡高校戦からのアウェイ3連戦で勝ち点9を取りたいと思っていました。今、2連勝できているので、来週のエスパルス戦も勝って、良い流れでクラブユース選手権に挑みたいです。

その他の試合結果

ヴィッセル神戸U-18 1-0(前半0-0、後半1-0) ガンバ大阪ユース
履正社高校 1-2(前半0-1、後半1-1) サガン鳥栖U-18
静岡学園高校 2-2(前半0-0、後半2-2) 大津高校
東福岡高校 2-1(前半1-0、後半1-1) 清水エスパルスユース
セレッソ大阪U-18 延期 名古屋グランパスU-18

ホームにガンバ大阪ユース(大阪)を迎えたヴィッセル神戸U-18(兵庫)は、後半開始早々に奪ったDF横山志道選手(#2)のゴールを守り切り、3連勝を達成。暫定首位のサガン鳥栖U-18(佐賀)は、履正社高校(大阪)から前後半に1点ずつ奪い、今季9勝目を挙げました。FW小林俊瑛選手(#9)の2ゴールで大津高校(熊本)にリードを許した静岡学園高校(静岡)ですが、MF髙橋隆大選手(#10)とMF齋藤海里選手(#32)の得点で引き分けに持ち込みました。東福岡高校(福岡)は、MF榊原寛太選手(#18)とDF吉田大晃選手(#4)のゴールで、清水エスパルスユース(静岡)を下しました。セレッソ大阪U-18(大阪)と名古屋グランパスU-18(愛知)の一戦は延期となりました。代替日は決定次第お知らせします。

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大会期間:2022年4月2日(土)~2022年12月4日(日)

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