第21回全日本ユース(U-15)フットサル大会 長岡JYFCが2連覇を達成!
2016年01月12日
第21回全日本ユース(U-15)フットサル大会は1月11日(月・祝)に準決勝と決勝を開催し、優勝チームが決定。長岡JYFC(北信越1/新潟)が大会連覇を成し遂げました。
同時刻にキックオフとなった準決勝は、コンサドーレ札幌U-15(北海道1)と長岡JYFC(北信越1/新潟)、ASC北海道U-15(北海道2)とスプレッド・イーグルFC函館(北海道4)の対戦。開始わずか21秒で先制ゴールを挙げた長岡JYFCが主導権を握って前半を3-1で折り返すと、18分のゴールで晴山岬選手がハットトリックを達成。さらに2点を加えて6-1とし、圧倒的な強さを示して決勝進出を果たしました。
北海道同士の準決勝は激闘となりました。開始19秒で先制したASC北海道が1-0とリードして折り返すと、18分、19分の江口七望選手の得点でFC函館が一気に逆転。さらに22分にも追加点を挙げて3-1とします。一時、肩を落としかけていたASC北海道もここから反撃に転じると、24分、26分に小笠原大将選手がゴールを連取し同点。これで息を吹き返したASC北海道は迎えた28分、髙橋歩武選手が右サイドから豪快なシュートを決めて4-3。見事な逆転勝利で初出場ながらも決勝の舞台に上り詰めました。
決勝は、互いの持ち味が発揮された戦いとなります。4分にASC北海道のエース・中村桐耶選手が味方からのパスを中央で合わせて先制すると、対する長岡JYFCも11分に長渡彗汰選手が豪快なミドルを決めて同点に。さらに49秒後に再び長渡選手が左サイドの味方からのパスをファーサイドで決めて逆転します。
後半に入ってさらにギアを上げてきたASC北海道は16分、中村選手が右サイドから強烈なシュートを決めて再び同点に追いつきます。その後は長岡JYFCがボールをキープする時間が続くものの、展開に応じて引いた守備と前線からの積極的な守備を使い分けて戦うASC北海道を崩し切れないまま、試合はこう着状態に。それでも、24分に均衡が崩れます。相手陣内に押し込んでいった長岡JYFCは、右サイドからのパスを受けた中央の荒木辰文選手が相手DFをかわしながらシュートを決めて3-2と勝ち越しに成功。これで長岡JYFCが勢いに乗ると、長渡選手のハットトリックとなるゴールを含めて3点を奪取。最後まで攻め切った長岡JYFCが6-2で勝利し、2年連続で頂点の栄冠をつかみ取りました。
ASC北海道は集中した守備とフィジカル強さを生かしたダイナミックな攻撃で大会を盛り上げましたが、優勝には一歩及ばず。一方の長岡JYFCは試合中に選手同士で修正を繰り返し、「戦いながら成長した」と西田勝彦監督も振り返るとおり、要所で力強さを発揮しました。長岡JYFCが、大会連覇とともに新潟県勢の4連覇という記録を打ち立て、3日間にわたる大会は幕を閉じました。
西田勝彦 監督(長岡JYFC)
われわれは長岡JYFCとして4チームに分かれて予選から出場しました。全国大会まできた選手たちは、予選で敗れたチームメートの思いを背負って戦っていましたし、仲間たちも応援してくれ、クラブとして一体感を持って戦えました。選手たちの成長を感じています。この場でしか味わえない雰囲気や緊張感が、選手を強くしてくれますし、本当に価値のある大会だと思います。来年は3連覇を狙って、絶対にまたこの舞台に戻ってきたいと思います。
長渡彗汰 選手(長岡JYFC)
連覇を狙って最後は笑顔で終わろうと話していたので、優勝の瞬間はとてもうれしかったです。決勝でハットトリックを達成することができて最高の気分です。この結果は、家族や西田監督、コーチ、スタッフ、関係者、県大会で敗れた仲間たちの支えがあってこそのものだと思います。今大会を通して毎試合のように大きな声で仲間から応援してもらったことで、大きく成長できたと思います。この先も機会があればフットサルにチャレンジしたいです。
小泉善人 選手(長岡JYFC)
この3年間、苦しいことも悔しいこともありました。優勝を決めた瞬間はそうしたいろいろな思いがこみ上げてきて涙が出ました。でも、とてもうれしかったです。1次ラウンドでは思った以上に自分たちのフットサルができました。決勝は一時、同点に追いつかれるなど、決して楽な戦いではありませんでしたが、監督の指示だけではなく、自分たちで考えながらプレーして崩すことができました。チームとして、最後に仲間たちとの絆を深めることができました。
徳田恒徳 監督(ASC北海道U-15)
今大会の5試合はどの試合も同じような気持ちで戦いました。(優勝した)長岡JYFCは、細部までしっかりと整備されていました。準優勝は全てを出し切った結果ですし、選手たちはよく戦ってくれました。2015年度の最初に掲げた目標を一つずつクリアして、最後にチームがまとまりました。中心選手の多くが2年生なので、またこの経験を生かして、来年に向けて頑張りたいと思います。
2016年1月9日(土)~1月11日(月・祝)
愛知/スカイホール豊田