前回大会の雪辱を期す横浜シニア ~第5回全国シニア(40歳以上)サッカー大会~
2017年11月02日
第5回全国シニア(40歳以上)サッカー大会が、11月3日(金・祝)から3日間にわたって大阪府堺市のJ-GREEN堺で行われ、各地区予選を勝ち抜いた16チームがそれぞれの技を競い合います。
今回は川崎フロンターレなどで活躍した元日本代表の箕輪義信さんに、所属する横浜シニア(神奈川)についてや今大会への思いを語っていただきました。
――横浜シニアについて紹介してください。
箕輪 メンバーとして登録されているのは45人ぐらいですが、その中に50歳以上の方も何人かいらっしゃるので、40歳以上のチームは40人前後だと思います。社会人ばかりで忙しい方が多いので練習はほとんどできず、ときどき、私立高校の教員をしているメンバーが人工芝のグラウンドを開放してくれて、そこでボールを蹴ったり、公式戦のない週末に練習試合をマッチメークしたりと、チームとしての活動は試合が中心ですね。各自がそれぞれの場所で責任を持ってトレーニングをしてコンディションを整えています。
――昨年の全国大会に出場して、どのようなことを感じましたか?
箕輪 クリーンなチームが多い印象を受けましたね。全国大会に出場するチームの選手たちは、毎日、何かしら努力している方々だと思うので、その人柄が出ますよね。僕らは決勝ラウンドの初戦で敗退してしまったんですが、負けたことに対する悔しさだけが残って、相手に対して感情的になることは一切なかったですし、負けた後は相手選手たちに対する「次の試合も頑張ってください」という言葉が素直に口から出てきました。
――今年の関東予選では2試合ともに2-0のスコアで勝ち抜きました。関東予選を振り返ってください。
箕輪 関東予選を勝ち抜くのはすごく大変なんですよ。かつて関東大学リーグでプレーされていた方が多くいらっしゃるようで、うまい選手が多いです。昨年は2試合ともPK戦で勝利したんですが、今年はかなり気合を入れて臨み、2試合とも無失点で勝ち抜くことができたので、安堵しました。
――チームとしての戦い方やストロングポイントを教えてください。
箕輪 昨年はボールを奪ったら前線にロングパスを送るという戦い方だったんですが、今年はいろいろな形に順応できるチームになってきました。皆さん老獪(ろうかい)なところがあり、柔軟に対応もできますし、中盤が活性化されて、深みが出るようになりました。戦い方はかなり攻撃的です。最終ラインには僕や元川崎フロンターレの川元正英さんがいるので、「後ろは心配しなくていいので、とにかく前から行ってくれ」と伝えています。
――今大会におけるチームの目標を教えてください。
箕輪 チームの方々が「全国優勝を目指す」とおっしゃっているので、僕はそれに準じます(笑)。昨年は「全国大会に出場するのが人生で初めて」という方が多く、決勝ラウンドに進んだ時に気持ちが緩んでしまったのと、疲労が蓄積していたこともあって負けてしまい、皆さんかなり後悔されていました。「来年(今大会)こそは絶対に」という声が多かったので、僕も期待しています。
――個人的な目標はありますか?
箕輪 無失点を目指すことはもちろんですが、中盤から前線の選手に負担を掛けないように、攻撃面でのサポートを守備の側からできるようにしたいですね。また、チームには檀原亘さんという素晴らしいキッカーがいますので、チームのために僕のヘディングによる得点もストロングポイントにしたいですね。
2017/11/3(金・祝)~2017/11/5(日)
会場:大阪府堺市(J-GREEN堺)
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