2018ナショナルトレセンU-14前期が全国3会場で終了
2018年05月29日
5月24日(木)から27日(日)にかけて、ナショナルトレセンU-14(前期)が栃木県(東日本)、大阪府(中日本)、大分県(西日本)の3会場で開催されました。
東日本(北海道・東北・関東)、中日本(北信越・東海・関西)、西日本(中国・四国・九州)の各地域より選抜された総勢217名の選手たちは、ナショナルトレセンコーチと各地域のトレセンスタッフの指導のもと、6度のトレーニングと3度のグループ別ミーティングなどにそれぞれ取り組みました。
仲間たちと切磋琢磨した4日間を終え、集合時よりもたくましい顔つきで帰路につく選手たちが印象的でした。
次回ナショナルトレセンU-14は、11月末に地域対抗戦を予定しています。
山橋貴史 ナショナルトレセンU-14チーフコーチ
今年度も3か所で行われたNTC U-14前期は各地域素晴らしい環境で開催することができました。
今回のトレセンでは「ポゼッション」「守備」「前線の崩し」「フィニッシュ」の4テーマでトレーニングを実施。攻守両面に働きかけました。個人戦術理解と動きながらのテクニックの質を徹底することを目指しました。トレーニング前に簡単なミーティングを入れたことでイメージを持ってトレーニングに入れたのではないかと思います。選手はテーマを意識しながらサッカーの本質であるゴールを奪う。ボールを奪うことにチャレンジしてくれました。トレーニングは活気があり積極的にプレーする姿が多く見られました。期間を通して少しずつ変化があり全体的に初日よりも質の高いゲームが最終日に見られました。数名の選手が怪我をしましたが激しいトレーニングでも怪我が少なくなったと思います。ピッチ以外でも落ち着いた時間を過ごし食事、休息もしっかり取れていました。
ミーティングでは映像を使ってトレーニングの振り返りを行いグループ別で理解を深めました。また、U-16日本代表の森山佳郎監督が来て選手に声をかけてくれました。中日本にはアジアの仲間である香港FAから多くの指導者が来日し池内豊ユースダイレクターが担当して研修会が行われました。4日間の開催でしたが前日のシミュレーションから参加していただいた地域スタッフやサポートしていただいた地元スタッフの皆様に感謝いたします。ありがとうございました。多くの方々にサポートしていただき無事に開催できました。この場を借りてお礼申し上げます。
松村晃助 選手(U-14/関東/神奈川/横浜F.マリノスジュニアユース)
今回のキャンプを終えて、自分の強みと課題を再認識することができました。左右にボールを散らしてチームにリズムを与えることが出来たことは、このレベルでも十分に通用すると思いました。課題はボールを奪われた後の切り替えや球際の強さで、他の選手と比べてもまだまだだと感じました。山橋さんや森山さんの話にもあったU-15でアジア予選を戦うことを目標に、日頃の練習から自らの課題に取り組みたいです。
後藤啓介 選手(U-13/東海/静岡/ジュビロ磐田U-15)
ヘディングとディフェンスが得意で、今回も普段どおり、その特徴を活かしてアピールしたいという気持ちで臨みました。今回参加して感じたことは、今までエリートプログラムに何度か参加しましたが、そのエリートプログラムに選出されていない選手もかなり上手く、まだまだたくさん上手い選手がいるのだと感じ、もっと頑張らないといけないと思いました。また、プレースピードを早くすることなど、課題もたくさん見つかりました。
もうすぐチームのリーグ戦も始まるため、まずはそこで結果を出せるよう、チームに戻ってからも頑張りたいと思います。
栗林颯 選手(U-14/中国/広島/サンフレッチェ広島ジュニアユース)
今回のナショナルトレセンでは、ゴールを守る意識を高めることと、1対1の状況でも身体を張って止めることをテーマにして参加しました。トレーニングでは、1対1の時に逃げずにブロッキング出来たり、初日には上手くいかなかったコーチングもコミュニケーションをとれるようになってきたことで上手くいきました。また、コーチからは、ボールが来てからではなく、ボールが来る前から常に良い準備が必要であるという説明が印象的でした。自分にとっては、強く正確なパスを通すことと、両足をつかうことが課題であることがわかったので、日々の練習で改善し、日本代表に選ばれるように頑張っていきたいです。