JFAアカデミー福島男子 U14の活動~JFAアカデミー福島男子 スタッフ通信Vol.14
2019年04月17日
JFAアカデミーでは「常にどんな時でも(日本でも海外でも)ポジティブな態度で何事にも臨み、自信に満ち溢れた立ち居振る舞いのできる人間の育成」というフィロソフィーを掲げ、真のエリートを目指して日々活動しています。
JFAアカデミースタッフ通信では選手たちの日常の様子や、日々の活動を詳しくお伝えしています。今回JFAアカデミー福島のレポートを担当するのは藤代隆介コーチです。
JFAアカデミー福島男子U14監督の藤代です。
U14の公式戦はすでに2月から始まっています。2月初旬に行われた静岡県1年生大会では優勝することができ、幸先の良いスタートを切ることができました。
さらには、セカンドチームとして参加をしている静岡県1部リーグもすでに9節を終えています。この年代では、昨年から積み上げてきた【ゲームで生かせる動きながらのテクニック】にさらに磨きをかけることと、個人戦術においての、【ポジションの役割・エリアや3ラインを意識したプレーの選択】を自らの判断で実行できるようにすることに重きを置きながら日々トレーニングをしています。
寮での生活では1年間寝食を共にしてきている仲間たちなので、プライベートの時間も一緒にいることのほうが多いようです。宿泊を伴う遠征試合などで1人部屋を与えられると選手たちは逆に寂しがります。自由時間などに部屋をのぞいてみると、各部屋には必ず3人~4人が集まっていて、何をするわけでもないのですがここでも一緒にいることで気が休まるようです。
そんな寮生活も2年目になると、起床からの規則正しい生活が完全に身につき、ベッドの布団はしっかり畳む、洗濯し乾燥した物は畳んでしまう、トイレのスリッパは整えて出るなど、当たり前にやるべきことが入校直後に比べると格段にレベルが上がっています。
特にあいさつでは、目を見て落ちついた態度でしっかりと握手ができるようになり、食事の面でも、1年前とは比べものにならないくらいに食べる量が増え、栄養面でも意識を高く持っているようです。現在は、新入生である14期生も入校してきており、先輩としてアドバイスを積極的にするなど成長した姿をみることができています。
JFAアカデミー福島では、プログラムの一環として中学1年生で4回、2年生と3年生でそれぞれ1回ずつ、合計6回にわたりマナーセミナーを受講しています。今回の3月で4回目となったマナーセミナーでは、食事のテーブルマナーについて学びました。
講師からの「おいしい食事をよりおいしく食べるために必要なのがマナー」という言葉から始まり、遠征帰りにキャリーバックをもってホテルに食事に来たという設定のもと、ホテルに到着をしたらまずどこに立ち寄るべきなのか?なぜそこに寄るべきなのか?着席するときにはイスのどちら側から着席をするべきなのか?など、とるべき行動にすべて意味があるということを選手たちは学んでいました。
また、ナイフやフォークの使い方はもちろん、ナプキンの使い方、置き方によってお店に誤ったサインを出してしまう可能性があるということまで細かく指導していただきました。選手たちは初めて聞くことが多くあり、普段何気なくしている行動を振り返って考える良い機会となっています。実践として行われた食事の場面では、最初は緊張から戸惑いながらも、徐々に慣れてくると上手にナイフやフォークを使いこなせるようになり、最後は楽しく食事をしながら終えることができました。