2回戦で都道府県代表がJクラブと激突 第99回天皇杯
2019年06月28日
天皇杯 JFA 第99回全日本サッカー選手権大会の2回戦32試合が、7月3日(水)と7月10日(水)に全国各地で行なわれます。
5月下旬に行われた1回戦を勝ち抜いたチームが、次なる戦いに挑みます。さらにこのラウンドからは、いよいよJ1とJ2の全クラブが登場。一発勝負のノックアウト方式で頂点を競い合います。
このステージに8つの大学チームが勝ち上がり、そのうち6チームがJ1クラブと顔を合わせます。
昨シーズンにJ1リーグで連覇を果たした川崎フロンターレに挑むのが、明治大学(東京)です。東京都代表を争う東京都サッカートーナメントの決勝では、早稲田大学との「明早戦」を制して5年ぶりに出場権を獲得。その勢いのままに、1回戦ではJ3を戦うブラウブリッツ秋田(秋田)を相手にハーフタイムまでに2点をリードし、最終的にシュート数19本対3本と圧倒して3-0で2回戦に駒を進めました。ちょうど10年前の第89回大会では、2回戦で当時J2の湘南ベルマーレ、3回戦でJ1のモンテディオ山形を破ってベスト16に進出しており、今回も「ジャイアントキリング」(番狂わせ)の実現なるかに注目です。
前回大会王者の浦和レッズ(J1)にも、大学生チームが挑戦します。これまで多くのJリーグ選手を輩出している流通経済大学(茨城)です。宇賀神友弥選手、武藤雄樹選手というSAMURAI BLUE(日本代表)選出経験もあるOBが所属するビッグクラブにどのように立ち向かうのでしょうか。全日本大学サッカー選手権大会を制してシードされた法政大学は、東京ヴェルディ(J2)と今大会初戦を戦います。
今大会唯一の初出場である沖縄SV(沖縄)は、髙原直泰選手のゴールなどで、1回戦を勝ち抜きました。サンフレッチェ広島(J1)との2回戦でも、勢いを見せつけることができるでしょうか。11年連続で出場しながらまだJ1クラブ相手の勝利がないアルテリーヴォ和歌山(和歌山)など上位カテゴリーへの昇格を目指すクラブは、一層のモチベーションでJクラブに挑んでいくはずです。
J2クラブとして前回大会で唯一のベスト4入りを果たしたモンテディオ山形は、栃木SC(J2)との対戦です。他にもアビスパ福岡(J2)と鹿児島ユナイテッドFC(J2)による九州ダービーなど、J2同士の対戦も多くあります。引き分けがあるリーグ戦とは違い、負けたら終わりという緊張感の中で、普段とは違う表情を見せてくれることでしょう。
ラウンドが進み、さらに注目が増す天皇杯。トーナメントならではの緊張感ある戦いに、ご注目ください。
【1回戦】5月25日(土)、26日(日)
【2回戦】7月3日(水)、10日(水)
【3回戦】8月14日(水)
【ラウンド16(4回戦)】9月18日(水)
【準々決勝】10月23日(水)
【準決勝】12月21日(土)
【決勝】2020年1月1日(水・祝)