GKコーチの役割 「ゴールキーパー(GK)のゲーム分析」から学ぶ ~フランス・フック氏によるGKリフレッシュ研修会を開催~
2019年07月18日
7月7日(日)福島県のJヴィレッジで、前回に続き、フランス・フック(Frans Hoek)氏(元オランダ代表GKコーチ)を招聘し、ゴールキーパーリフレッシュ研修会を開催しました。ナショナルトレセンコーチを含む指導者56名が参加し、グループワークを中心とした「ゴールキーパーのゲーム分析」についてレクチャーを受け、GKコーチの役割や重要性を再認識する機会となりました。
フランス・フック 氏(元オランダ代表GKコーチ)
この研修会では、ゲーム状況を分析する方法を学んでいただきたいと思い、講義を行いました。
代表チームの試合映像から、GKがメインとなるシーンを選び、各自で映像分析したのち、グループワークを行ってもらいました。
具体的なグループワークのプロセスを説明した後のグループ発表では、意見が整理され、新しい視点に基づいて分析されるため、
互いの意見が近づいていくことがわかり、非常に効果的だったことが皆さんも実感できたことと思います。
今回学んだことを、ご自身のチームに持ち帰り、周囲の指導者のみなさんと共有し実践していただきたいと思います。
川俣則幸 選手 チーフインストラクター
7月7日、フランス・フック氏を講師に招き、福島県のJヴィレッジにて「GKのゲーム分析」をテーマにリフレッシュ研修会を開催しました。ナショナルGKキャンプの終了後、13:00から行われた研修会、51名の受講者が参加された研修会、盛り沢山の内容に、あっという間に2時間が過ぎて行きました。
まず、試合映像を見て各自で分析し、グループに分かれて分析、そしてまとめ、模造紙への書き出し、グループからの発表という流れの後、講師から、こうした分析のグループワークの進め方、分析の観点、評価の基準についてレクチャーを受けました。またGKコーチの役割の中でも、でもこうしたゲーム分析が全ての始まりと説明がありました。その上でもう一度最初の映像に戻って分析とグループでの発表までの流れを行いました。明らかに2度目の発表の方が整理され、課題克服に向けた改善策まで提示することが出来ました。
GKも常にチームの一員であり、中でも重要なポジションである事、だからこそ監督とGKコーチがコミュニケーションをとり、チームの一員としてトレーニングする事の重要性が、受講生の皆さんにも伝わったのではないでしょうか。
講師のフランス・フック氏、そして参加された受講者の皆さん、通訳、会場運営の皆さん、そして会場Jヴィレッジの皆さんに感謝を申し上げます。皆さんで日本のGKを更にレベルアップさせましょう!
青木崇洋 さん
ゴールキーパー(GK)に特化した研修会がなかなかないので、GKコーチとしてサッカーを考える時間を得ることができました。GKコーチはもちろんですが、アシスタントコーチとしての在り方も教えて頂いたので、今後の自分のコーチ像について、とても参考になりました。
海老澤一孝 さん
お互いがコミュニケーションを取りながらディスカッションが出来ました。内容がトップレベルのゲーム現象でしたが、自分自身の事に置き換えて考えさせてもらうことができてよかったです。
菅原利裕 さん
グループワークによる話し合いがあり、意見交換を行うことができました。更に、講師から発表について助言や留意事項が具体的に行われとても良かったです。一つのプレーに対して、今までにない分析の仕方を知ることができました。