JFAフットボールフューチャープログラム トレセン研修会U-12が東西でスタート!
2019年08月02日
2015年からスタートし、恒例となっているU-12年代トレセンの選手、指導者を対象とした「JFAフットボールフューチャープログラム トレセン研修会U-12」(FFP)が8月1日(木)にスタートしました。
昨年は3会場での開催でしたが、今年は時之栖スポーツセンター(西日本)と、2018年9月にリニューアル再開したJヴィレッジ(東日本)の2会場で開催しています。全国から48チーム(各都道府県サッカー協会1チーム、東京は2チーム)が集まり、各サッカー協会(FA)で日頃から取り組んでいるトレセン活動から選抜された各16名の選手たちが一同に会し、トレーニング、試合、ミーティングなどを重ねる中で切磋琢磨し、個々のレベルアップにつなげます。例年通り、帯同指導者向けのレクチャー、リフレッシュ研修会など様々なプログラムが予定されています。
プログラム初日は、全チームが無事に2会場に到着。開会式ではトレセンコーチから選手に大会の意義などを説明し、夕方から早速試合を実施しました。移動の疲れも見せず、選手は暑さに負けず積極的なプレーを何度も見せます。夜には北澤豪JFA理事兼JYDアンバサダーから選手へのレクチャーがあり、「日本代表がただの憧れではダメ。日本代表に入る年代になるまであっという間なので、しっかりそこに到達するための目標を立てて取り組んでほしい」とアドバイスを送り、選手たちは真剣な眼差しで聞いていました。
プログラム2日目は午前・午後に試合が、昼間には再び選手レクチャーも含まれていて、充実した4日間が幕を開けました。
西川誠太 ナショナルトレセンコーチ
今日から東西2会場で3泊4日のJFAフットボールフューチャープログラム研修会がスタートしました。この研修会の目的は大きく二つあります。一つは「個の育成」を図ること。FA対抗戦やトレーニングのみならずオフザピッチでの様々なプログラムを通じてさらなる成長を促すことです。本日の対抗戦でも果敢にゴールを奪いにいくプレーや積極的にボールを奪いにいく姿勢が随所に見られました。「いつもよりプレッシャーが早いぞ!」などチームメートからの声かけも耳にしました。他の都道府県の選手と競い合う中で、日頃のトレーニングで培ったテクニックや個人戦術を磨き伸ばしていくことを目指します。
もう一つは、選手・指導者ともに自らの現在地を確認すること。各都道府県でトレセンを実施していますが、その中だけを基準にしているとどうしても視野が狭くなりがちで、自分たちの本当の課題を見誤ってしまうことがあります。他の都道府県の選手のプレーや言動、指導者のコーチングや振る舞いを実際に目の当たりにすることで、自分や所属チームの武器・課題を再発見し、日頃の活動に活かすこともできます。明日も対抗戦やレクチャーが予定されています。選手たちにはとにかくミスを恐れず積極的にチャレンジすること、与えられるのを待つのではなく自ら成長の鍵を探し求めていくことを期待しています。
FP 割石奏汰 選手(徳島FA/吉野川サッカークラブオーレジュニア)
FFPの参加選手に選ばれてとても嬉しかったです。今回の目標は試合にすべて勝つことです。チームとしても、個人の勝負としても勝ちにこだわりプレーしたいです。所属FA以外の上手い選手のプレーからもたくさん学び、自分に活かして、将来は世界ナンバーワンの選手になりたいです。
FP 柿谷壮一朗 選手(神奈川FA/SCHフットボールクラブ)
FFPに選ばれて嬉しい気持ちもありましたが、今日の朝も緊張しながら参加しました。ただゲームでは良いプレーができて緊張がほぐれてきました。チームを勝たせるようなプレー、チャンスを作るラストパス、またDFなので1対1では絶対負けないことを意識して、強い相手と対戦できるこのFFPで全勝したいです。
FP 立花龍翔 選手(兵庫FA/ヴィッセル神戸U-12)
最初の試合は、1ピリオド目の入りが良くなかったため負けてしまいましたが、2ピリオド目、3ピリオド目に進むにつれて、みんなのプレーの質が向上してきました。結果としては負けてしまいましたが、諦めずにプレーすることができたので、明日からは全部の試合で勝てるように立ち上がりから頑張ります。
FP 横山通生 選手(鳥取FA/就将サッカークラブ)
対戦する相手のフィジカルが強くて速く、自分のストロングポイントを出すことがあまりできませんでした。その中でもできた部分もあります。明日のゲームでは自分の持っている力を100%発揮して出すことを目標に頑張りたいです。
期間:2019年8月1日(木)~8月4日(日)
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