ニチバンと第3回SOCCER MEDICAL CAMPを開催 ~JFA Youth & Development Programme~
2019年09月03日
日本サッカー協会は、8月24日(土)にJFAハウスにて「第3回SOCCER MEDICAL CAMP」を開催しました。
この取組みはJFA Youth & Development Programmeパートナーのニチバンとともに今年度から実施しているもので、サッカー界のメディカル領域に関わる方を講師に招き、アスレティックトレーナーの育成を目的に合計7回のセミナーを実施しています。
第3回目の実施となる今回は、土曜日の開催ということもあり、朝10時から夜18:00まで終日に渡り7名の講師を招いてセミナーが実施されました。
午前の部は立石智彦ドクターによる「足関節に関するサッカー選手の外傷・障害」と島田和典ドクターによる「サッカー選手の内科的疾患」、午後は土肥美智子ドクターによる「アンチ・ドーピング」、池田浩ドクターによる「筋損傷に関するサッカー選手の外傷・障害」といった多岐にわたる講義が行われました。そして最後は金成仙太郎アスレティックトレーナーを含む日本サッカー協会アスレティックトレーナーの3名が講師となり、講義とテーピングの実技指導が行われました。
経験豊富なドクターやアスレティックトレーナーから、日本代表での活動時の経験談や、サッカー現場の具体的な事例を示しながら講義が行われ、受講者の皆様も真剣に聞き入っている様子でした。
またセミナー終了後には懇親会が行われ、講師をまじえた交流が行われました。
中原蓮さん
学校でも勉強させてもらっていますが、学校の授業とはまた違う新しい学びがたくさんあり実りの多い時間でした。テーピング実技も見たことのない巻き方や、それぞれの目的も具体的に説明して頂き、とてもわかりやすかったです。もっと勉強したいと感じました。同じ症例でもたくさんの処置やアプローチがあることなど、非常に参考になりました。
沼崎晃弥さん
かなりレベルの高い講義でした。また講師の方から裏話もたくさん聞くことができ、教科書では学べない、ここでしか聞けない内容だったと思います。テーピングの巻き方ひとつとっても、選手の要望を踏まえてゆるく処置するケースがあることや、また育成年代の選手との向き合い方で、怪我が完治するまではプレーさせないという前提がある中で、選手の経験や精神面を養うことも考慮して判断する必要があるという話は、かなり印象に残っています。