S級コーチ養成講習会2019 Module3・集中講習⑦ 受講者レポート Vol.9
2019年09月27日
9月17日(火)から19日(木)の3日間、S級コーチ養成講習会2019 Module3集中講習⑦が行われました。今回はディベート講習第1回目を実施しました。ディベート講習は例年、受講生全員が入念に準備を重ねて臨みます。今回は、李成俊さん(明治学院大学体育会サッカー部)からのレポートをお伝えします。
9月17日(火) | 終日:ディベート講習・実習 北岡俊明氏 |
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9月18日(水) | 午前:指導実践 午後:プレゼン ゲーム分析実習(ACL 準々決勝第2戦 鹿島アントラーズ 対 広州恒大) |
9月19日(木) | 午前:指導実践 午後:プレゼン ゲーム分析・グループワーク 分析発表 module3まとめ |
3週間のModule3終了後は約1か月の間の学習期間に入りました。再集合は10月21日となっており、講習会も後半戦を迎えます。
李成俊 さん(明治学院大学体育会サッカー部)
Module 3の最終週は連休明けの火曜日のディベートからスタートしました。
水曜日は指導実践からプレゼン実習を経て、鹿島に移動してACL 準々決勝第2戦 鹿島アントラーズ 対 広州恒大の試合観戦、木曜は指導実践、プレゼン実習、前日ACLのセットプレーの振り返りと各グループで発表を行い、3日間を終了しました。
火曜日のディベートでは、事前に資料を頂いていたものの、北岡先生のお話は非常に勉強になりました。「今後、指導者として理論を作らないといけない。リーダーは言葉の達人である。論理的に思考し、論理的に表現する能力の開発が必要である」など、考えさせられ、勉強になることが非常にたくさんありました。
受講生は4つチームに振り分けられ、「日本サッカーは、東京オリンピックで入賞(3位以内)できるか否か」という論題と「日本チームは、東京オリンピックで金メダルを30個とれるか否か」という2つの論題を肯定チームと否定チームに分かれ、各グループがリサーチした資料を持ち寄り、グループディスカッションを重ね、模造紙にまとめた後、実際に肯定派と否定派でディベートを実施しました。論理的に思考し言葉にすることが難しく、相手にたたみかけるように質問していくことや根拠を持って論破していくことは、非常に難しくもあり楽しい時間でもありました。理路整然と毅然とした姿勢で振る舞うことは、今後監督として大切なことです。第2回が11月にも実施されるのでより良くなるために準備をしていきたいです。
Module3スタートから毎日実施されてきたプレゼンテーション実習は、それぞれがテーマに対して掘り下げていくと同時に、映像や取材写真などでより説得力あるものにしていましたし、緊張の中に伝えようとする発表者の意思があり、非常に勉強になりました。指導実践ではテーマが変わったことで、より目的に特化したオーガナイズと全体の戦術の落とし込みの両面をオーガナイズする難しさがありました。回数を重ねていくにつれて色々な意見が飛び交い、新たな気づきを得ることができました。次回まで1ヶ月空きますが、次回も皆で力を合わせ、良い時間にしていきたいです。