プレミア昇格を勝ち取るチームは…復帰、新規参入を目指す16チームが激突 ~高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグ2019プレーオフ~
2019年12月10日
高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグ2019プレーオフは12月13日(金)、15日(日)に広島県内の各会場で開催します。大会は各地域のプリンスリーグで上位に入った16チームが4ブロックに分かれて、ノックアウト方式で実施。2勝したチームが、来季から高校生年代最高峰のリーグに参入する権利を手にします。
プレミアリーグ復帰を狙う3チームが集うグループは、1年での返り咲きを狙うFC東京U-18(関東1/東京)に注目が集まります。今季は、明治安田生命J3リーグに挑むFC東京U-23に主力が合流しながらも強豪ひしめく関東で頂点に立った通り、実力は確か。特にDF湯本創也選手とDF岡哲平選手を中心にプリンスリーグ関東で最少失点を記録した堅守で、MF石川蒼選手を中心とした攻撃に定評がある旭川実業高校(北海道2)封じを狙います。2回戦で対戦するのは、モンテディオ山形ユース(東北1/山形)と大分トリニータU-18(九州2/大分)の勝者です。山形はDF半田陸選手、大分はDF永森舜選手とキャプテンを中心とした粘り強い守備が光るチーム同士とあり、1点を争う展開となりそうです。
MF谷内田哲平選手を筆頭に3名のJリーグ内定選手を擁する帝京長岡高校(北信越1/新潟)とMF松田詠太郎選手、FWブラウンノア賢信選手ら実力派のアタッカーを中心とした攻撃が光る横浜F・マリノスユース(関東2/神奈川)のカードは、1回戦屈指の注目カード。勝敗の行方と共に選手それぞれのプレーからも目が離せません。このグループは個性的なチームが多く揃うのが特徴で、MF本間洋平選手を起点に攻撃的なサッカーを展開する北海道コンサドーレ札幌U-18(北海道1)とDF高橋祐翔選手らが堅守速攻を狙う米子北高校(中国2/鳥取)の組み合わせも、見どころの多い試合になりそうです。
初のプレミアリーグ参入を狙うチームが多いグループでは、最多得点と最小失点の記録を残してプリンスリーグ九州3連覇を達成したサガン鳥栖U-18(九州1/佐賀)に注目が集まります。徳島ヴォルティスユース(四国/徳島)と激突する1回戦は、鳥栖のMF本田風智選手と徳島のMF森田凜選手による10番対決の行方が勝敗の行方を左右しそうです。もう1試合は、2年ぶりのプレミア復帰を目指す阪南大学高校(関西/大阪)と5度目のプレーオフに挑むベガルタ仙台ユース(東北2/宮城)の顔ぶれです。プリンスリーグで手堅い試合運びを見せてきたチームと激突あり、白熱した攻防が予想されます。
最後のグループは、どこが勝ち上がってもおかしくない本命不在の組み合わせになりました。岡山学芸館高校(中国1/岡山)と横浜FCユース(関東3/神奈川)は、両チーム共に今季は多くの接戦をものにしてプレーオフの座をつかみました。1回戦では、岡山学芸館のFW岡田知也選手、横浜FCのFW佐々木翔選手という両エースのどちらが均衡を崩すのか注目です。JFAアカデミー福島U-18(東海/静岡)と富山第一高校(北信越2/富山)はゴール前の攻防から目が離せません。DF加藤聖選手とFW植中朝日選手のホットラインが光るアカデミーの攻撃を、DF吉藤廉選手を中心とした富山第一の5バックが封じることができれば、3度目のプレミア参戦に近づくでしょう。どの試合も白熱した展開が予想される組み合わせばかり。一年に及ぶリーグ戦を笑顔で締めくくるのは、どのチームになるのか注目です。
日程:2019/12/13(金)・2019/12/15(日)