S級コーチ養成講習会2020 Module1・集中講習② 受講者レポート Vol.3
2020年09月23日
S級コーチ養成講習会2020Module1は集中講習2週目に入り、オンラインならではのコミュニケーションの取り方にも徐々に慣れ、ディスカッションも行えるようになってきました。
期間:9月14日(月)~9月17日(木)
9月14日(月) | ブレインストーミング 宇佐美誠(京都大学教授) フィジカルコンディショニング 安松幹展(JFAフィジカルフィットネスプロジェクト サブリーダー) |
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9月15日(火) | U-19日本代表トレーニング視察(ライブ配信) 質疑応答 影山雅永(U-19日本代表監督)、ディスカッション |
9月16日(水) | プレゼンテーション実習 片上千恵(帝京大学講師・メディアトレーナー) |
9月17日(木) | プロフェッショナルコーチング論 森保一(日本代表監督) テクニカルハウスの取組み 片桐央視(JFAテクニカルハウス) |
次週は木谷公亮(ベガルタ仙台 トップチームコーチ)よりお伝えします。
小野信義 横浜FCジュニアユース監督
オンラインでの研修も2週目を終えました。『皆で集まり講習をできたらどうなるのだろう』と考えることもありますが、少しずつZOOMでの研修にも慣れ、活発な意⾒が出るようになり、講習内容の理解がより深まってきたように感じます。このような状況の中で学べる機会を作っていただいたJFAや講師の⽅々に感謝し、新しい⽣活様式の中で受講⽣は前向きに取り組んでいます。
週明け1つ⽬の講義はブレインストーミングの3回⽬(最終回)。1、2回⽬の講習の終了後には、答えや結論が無い中での学びでモヤッとした感覚がありましたが、最終回になってすっと落ちていった感覚がありました。 監督、リーダーは様々な状況の中で難しい判断を求められ、その問題に対して多⾓的に熟慮し最善の選択をすることが求められることを学びました。
2つ⽬の講義はコンディショニング。今回は環境⾯での対応と順化についてレクチャーを受けました。暑熱、寒冷対策、⾼地順化、時差対策を科学的な⾯から分析し、最終的には選⼿のパフォーマンス向上につなげることの重要性を認識しました。
2⽇⽬は、ライブ配信されたU-19日本代表のトレーニングを映像視察し、影⼭監督への質疑応答へ。チーム作りの現状や、ミーティングやコーチングの内容、トレーニングの狙いと成果など包み隠さず話していただきました。その後、受講⽣でトレーニングに対してのディスカッションをして⾮常に濃い時間になりました。
3⽇⽬の講義はプレゼンテーション実習。話し⽅やスピーチ内容の作り⽅の教えを受けた後、 事前課題として⽤意したミニスピーチ原稿を各⾃が発表。オンラインでの発表ですが僕は緊張し、あまり上⼿く出来ませんでした。まだまだトレーニングが必要です。
最終⽇は、テクニカルハウスの取り組みと、⽇本代表 森保監督に来ていただきディスカ ッションが⾏われました。テクニカルハウスの取組みでは、アナリストの⽚桐⽒から⽇本と欧州の差や、W杯での準備の仕⽅、映像ソフトでの伝え⽅、データの扱い⽅と取捨選択、最終的にグランドレベルに繋げ、チーム・選⼿の助けになることの重要性を学びました。
森保監督とのディスカッションでは多くの質問が出ました。初めて監督としてのオファ ーを受けた時の⼼境や実際の準備について。選⼿とのコミュニケーションの取り⽅から、チームマネージメント、そして監督としての⼼構え等、多くの質問に対して丁寧に答えていただきました。その中で『同じ⽬標を持っている⼈、そして⾃分に⽋けているものを持っている⼈と仕事をしていきたい。』という⾔葉が印象的でした。 今回の講義で多くのことを学び、気づきがありました。それらのことを実際にどのようにサッカーやチーム・選⼿に結び付けていけるのかを考えながら、インプットしたことを近い将来に実戦で生かせることを⽬指し、成⻑していきます。