フットサルGKキャンプ2020 充実したトレーニングを2日間実施
2020年11月03日
11月1日(日)から2日(月)にかけて、高円宮記念JFA夢フィールドでフットサルGKキャンプを開催しました。将来のフットサル日本代表ゴールキーパー(GK)を育成、強化することを目的に、3年前から実施しているフットサルGKキャンプ。2020年の第1回となった今回は、U-23およびU-18年代の選手が計10名選出され、内山慶太郎GKコーチ(フットサル日本代表GKコーチ)と三浦拓アシスタントGKコーチ(エスポラーダ北海道)による指導を行いました。
集合時にSmartAmp法による新型コロナウイルス検査をスタッフ・選手全員が受け、陰性の確認が取れてから活動を開始しました。冒頭のミーティングでは内山コーチから、自立した選手、自立したGKになることを目標に、日本を代表するGKに相応しい姿勢と習慣を心掛け、成功と失敗の原因を理解しながら全員でよくコミュニケーションを取って2日間のキャンプに参加してほしいとメッセージが伝えられました。
初日のトレーニングは14:30からと18:30からのそれぞれ90分のトレーニングに臨みました。前半のセッションは至近距離からのシュートに対するブロックやボール配給のディストリビューションに焦点を当てたトレーニングを行い、後半のセッションではミドルシュートに対応するセービングと前半に引き続きディストリビューションに特化したメニューに取り組みました。
夕食後のミーティングでは参加した選手が1人ずつ「選手としての目標」、「プレー面の目標」、「プレー面の課題」を発表し、それを受けて内山コーチは「選手としての目標」をどのスパンで実現していくかをよく考えて日々のトレーニングに臨んでほしいと伝えました。
最終日の3セッション目では初日に取り組んだ内容を複合的に実践する、試合に近い内容のメニューに取り組みました。短い期間の中でも選手たちは同世代の同じポジションの選手たちと切磋琢磨する関係を築き、トレーニング中には互いに声を掛け合う姿が見られました。また活動期間中にはU-19フットサル日本代表の木暮賢一郎監督も会場を訪れ、育成年代の選手たちのトレーニング姿を見学しました。
最後の全体ミーティングでは内山コーチからこのキャンプで吸収したことを所属クラブに戻ってから各自で取り組み、代表での再会を期待していることが伝えられて解散となりました。
フットサルGKキャンプ2020は、翌週に今回とは異なる選手を招集して、年内最後となる2回目の活動を開催予定です。
内山慶太郎 GKコーチ(JFAナショナルコーチングスタッフ)
今年度初となるフットサルGKキャンプを無事に終えることができました。トレーニングは初日にブロッキングとセービング、2日目は複合トレーニングをテーマに設定し、この3セッション全てにディストリビューションを加えて取り組んでいます。それぞれのトレーニングでは、常に状況を理解すること、適切な準備からボールにプレーすることの2つを大切にしてチャレンジしました。また、計4回のミーティングでは映像を見ながらの振り返りはもちろん、自身の現在地や目標を明確にすることができ、このキャンプの目的の1つでもある、同世代との競争から自分を知ること、そしてより高い水準でのプレーに選手1人ひとりがチャレンジしてくれたと思います。コロナ禍で大変な状況が続くなか、選手、スタッフを送り出していただいた関係者の皆さんに改めてお礼を申し上げます。
三浦拓 アシスタントGKコーチ(エスポラーダ北海道)
GKキャンプを通して、回数を重ねるごとに選手たちが成長していく姿を見ることができ、とても良い時間になったと感じます。しかしFリーグのピッチに立っている選手がこの中にまだいないというのも事実です。もっと成長スピードを上げ、一刻も早くトップリーグの試合に関わっていく選手が一人でも増えてほしいです。2036年のワールドカップ優勝という目標に向けて、GKのレベルアップは絶対的に必要な部分。個人のレベルアップが、日本の成長に繋がると思います。私個人もGKコーチとして、日本のレベルアップに貢献していきたいと感じています。最後になりますが、開催するにあたって協力してくださった関係者の方々ありがとうございました。
GK 田淵広史 選手(名古屋オーシャンズ)
コロナウイルスの影響がありましたが、さまざまなサポートのおかげで無事に開催できたことに感謝しています。3セッションとも強度の高いトレーニングができて本当によかったと思います。自分にとってすごくプラスになりました。自分に足りないこと、成長しないといけないことも沢山あるので、今回のキャンプで学んだことを頭に入れて毎日意識して頑張りたいと思います。将来に繋げるため、今しかできないことをやりきって、良いところを磨いて、クラブの練習から全力で頑張ります。
GK 中澤航 選手(湘南ベルマーレフットサルクラブロンドリーナ)
GKキャンプを開催するにあたって様々な方の協力があり、開催できたことをとても感謝しています。今回のセッションでは、ゴレイロですが足元の技術もこれからは必要になってくるので、ディストリビューションの足のトレーニングや、ゲーム形式でのトレーニングの追加もあって、新鮮さがありました。セービング面ではまだまだ課題があり、止めた後のリバウンドのセカンド、サード対応の仕方、それをどの技術で止めるかの瞬時の選択など緻密にやりました。このキャンプで得た知識や技術、足元の技術などのトレーニングも多く取り入れていけたらいいなと感じました。
GK 太田圭 選手(フウガドールすみだバッファローズ)
このような社会情勢の中キャンプを開催していただいたこと、徹底した感染予防など多くのサポートに感謝します。フットサルだけに集中できる素晴らしい環境で非常に有意義な時間を過ごすことができました。同年代のライバルたちのプレーを間近で見ることができ、自分の強みは何か、足りないものは何かを明確に理解できたことが自分の中で大きな収穫となりました。今回のキャンプでの課題を自チームに持ち帰り、目標に向けてさらなる成長に繋げていきたいと思います。このような貴重な機会をいただきありがとうございました。
GK 柳川結星 選手(ZOTT WASEDA JUVENIL)
フットサルGKキャンプ2020を開催するにあたって、協力してくださった関係者、スタッフの方々にとても感謝しています。同年代の選手たちのプレーを見てたくさん刺激をもらいました。2日間、高い強度で練習をして、自分の課題が明確になり、改善できた部分や改善できなかった部分があるので、改善できなかった部分はコーチや選手たちのアドバイスを意識して少しでも早く改善できるように頑張ります。チームに戻っても2日間の強度以上で練習して、また呼んでもらえるように頑張ります。
11月1日(日) | PM | トレーニング | |||
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11月2日(月) | AM | トレーニング |
※スケジュールは、チームのコンディション等により急きょ変更する場合があります。
※全チームスタッフ、選手は集合時にSmartAmp法での検査を実施します。
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、一般の方におかれましてはトレーニングの見学は一切できません。
※選手やスタッフによるサイン、握手、写真撮影、プレゼント受け渡し等の対応も自粛させていただきます。
皆さまのご理解とご協力を、よろしくお願いいたします。