準決勝進出を懸けた一戦!快進撃を続けるメニーナはVENTUSと対戦 皇后杯 JFA 第43回全日本女子サッカー選手権大会
2021年12月27日
皇后杯 JFA 第43回全日本女子サッカー選手権大会は12月29日(水)に準々決勝が行われます。WEリーグからは昨年のファイナリスト2チーム、過去に決勝進出の経験がある2チーム、大会初参加2チームの合計6チーム、そして下位カテゴリーから2チームという、多彩な顔ぶれとなりました。
3会場のうち唯一の関東開催が、アースケア敷島サッカー・ラグビー場で行われる日テレ・東京ヴェルディベレーザ(WEリーグ/東京)とジェフユナイテッド市原・千葉レディース(WEリーグ/千葉)のカードです。皇后杯4連覇中のベレーザは、AC長野パルセイロ・レディース(WEリーグ/長野)とのWEリーグ対決を4-0で制して、11大会連続のベスト8に進出しています。一方のジェフは、4回戦のオルカ鴨川FC(なでしこ1部/千葉)との千葉ダービーで、鴨川実歩選手のゴールで勝利。両者の皇后杯での対戦はこれまで4回あります。4回とも今回と同じ、準々決勝での対戦で、ベレーザが3勝(2000、02、16年度)と優位に立っています。第34回大会(2016年度)では、ジェフがPK戦を制し、そのままファイナルまで勝ち進んでいます。
アルビレックス新潟レディース(WEリーグ/新潟)とセレッソ大阪堺レディース(なでしこ1部/大阪)のゲームは、サンガスタジアム by KYOCERAで開催されます。どちらも2大会連続のベスト8進出となりました。アルビレックスは4回戦で同じWEリーグのちふれASエルフェン埼玉(WEリーグ/埼玉)を2-0で下しました。セレッソ堺は、ノジマステラ神奈川相模原(WEリーグ/神奈川)を3-2で破り、なでしこリーグ所属チーム唯一のベスト8進出を果たしました。チームの躍進をけん引しているのが小山史乃観選手で、ここまで3試合連続の6ゴールを挙げています。2試合連続でWEリーグ勢を撃破し、初のベスト4へ進めるでしょうか。この両チームの皇后杯での対戦は初めてです。
ヤンマースタジアム長居では、2試合が行われます。第1試合はサンフレッチェ広島レジーナ(WEリーグ/広島)と三菱重工浦和レッズレディース(WEリーグ/埼玉)の対戦です。2大会連続で皇后杯準優勝のレッズは、今シーズンのなでしこリーグ女王・伊賀FCくノ一三重(なでしこ1部/三重)とのタイトなゲームを、清家貴子選手のゴールで勝利し、大会をスタートしています。皇后杯初参加のレジーナは、WEリーグ暫定2位のマイナビ仙台レディースに2-0で勝利し、大会デビューを飾りました。この準々決勝でもリーグ上位のレッズ(暫定3位)を破り、初タイトルへの自信を深めることができるでしょうか。リーグ戦では、レジーナがレッズを2-1で破っています。
長居での第2試合では大宮アルディージャVENTUS(WEリーグ/埼玉)と日テレ・東京ヴェルディメニーナ(関東/東京)が対戦します。4回戦でのVENTUSは、スフィーダ世田谷FC(なでしこ1部/東京)にリードを許しましたが、終盤に村上真帆選手、上辻佑実選手のゴールで逆転し、皇后杯初勝利を手にしました。4回戦に続き、今回も挑戦を受ける立場となります。メニーナは、WEリーグで無敗のINAC神戸レオネッサ(WEリーグ/兵庫)を2-1で破るビッグサプライズを起こしました。先制ゴールを挙げた土方麻椰選手は1回戦から4試合連続の5得点。ユース年代チームの上位進出は、第32回大会(2010年度)でベレーザを3回戦で破った常盤木学園高校が、同様になでしこリーグ勢を破って勝ち上がっていた藤枝順心高校を準々決勝で下して、ベスト4へ進んだケースが思い出されます。若い選手たちの勢いはどこまで続く持続するでしょうか。
見どころ満載の準々決勝にぜひご注目ください。
開催期間:2021年11月27日(土)~2022年2月27日(日)
【準々決勝】12月29日(水)
テレビ放送:
NHK-BS1 12月29日(水)13:00~(生中継) サンフレッチェ広島レジーナ vs 三菱重工浦和レッズレディース
NHK-BS1 12月29日(水)16:00~(生中継) 大宮アルディージャVENTUS vs 日テレ・東京ヴェルディメニーナ
【準決勝】2022年1月5日(水)
NHK-BS1で生中継(16:00~、19:00~)
【決勝】2022年2月27日(日)
NHK-BS1で生中継(14:00~)