高校生(ユース)の生活 〜JFAアカデミー福島男子WEST スタッフ通信Vol.48
2022年01月13日
JFAアカデミーでは「常にどんな時でも(日本でも海外でも)ポジティブな態度で何事にも臨み、自信に満ち溢れた立ち居振る舞いのできる人間の育成」というフィロソフィーを掲げ、真のエリートを目指して日々活動しています。
JFAアカデミースタッフ通信では選手たちの日常の様子や、日々の活動を詳しくお伝えしています。今回JFAアカデミー福島男子WESTのレポートを担当するのは総務の吉野光月さんです。
JFAアカデミー福島WESTで総務を担当している吉野です。ユースの総務として3年が終わろうとしています。
普段、総務としての業務以外に選手と寝食を共にしており、ピッチ内外で選手と多く関わりを持っています。
今回はJFAアカデミー福島WESTでの普段の生活の流れについて、主に高校生の生活の一部をご紹介いたします。
JFAアカデミー福島での1週間の流れをご紹介します。資料1をご覧ください。
平日は午前中に学校へ通い、授業を受けます。JFAアカデミー福島の選手はふたば未来学園高校に通っていて、御殿場に一時移転してからはふたば未来学園高校のサテライト校である静岡県立三島長陵高校に通学しています。学校での授業が終わり、寮に戻ってきてから午後はトレーニングを行います。
トレーニングでは時之栖Aグラウンドをはじめ、時之栖うさぎ島グラウンド、時之栖 裾野グラウンド、アカデミー専用ピッチ「SKピッチ」を利用しています。毎週木曜日には午前午後の2部トレーニングを行なっています。また、高校生は平日に2日程度、ストレングスのトレーニングも行っています。時之栖Aピッチの横にトレーニングルームがあり、アカデミー生はいつでも使うことができます。
週末には練習もしくは試合が行われます。選手が過ごしている時之栖には全国からさまざまなチームが集まり試合が行われていて、アカデミーも県内外問わずさまざまなチームと練習試合を行うことができています。2021年度は高校生が2チームで公式戦を戦っていて、トップチームは高円宮杯U-18サッカープリンスリーグ東海、チャレンジチームはその一つ下のリーグ、静岡県Aリーグを戦いました。
また、練習や試合がない週末を設けて一日オフにする時もあります。
1日の流れは資料2の通りとなります。新型コロナウイルス感染症の影響により、寮内での生活は制限されることが多くなりました。その中でも食事や入浴は高校生、中学生の交流の場となっていましたが感染症対策のため現在はほとんど交流することができていません。
1日のスケジュールはほとんど隙間なく予定されており、慌ただしい生活を送っています。表に記載がある学習(東進ハイスクール 在宅受講コース)に加え、日々の洗濯や学校の課題、スタッフとの定期的な面談、ミーティングなどいろいろなことが行われています。
その中でも選手たち自身で空いている時間を見つけ、自主練習を行うことや、自分の体をメンテナンスする時間を作りストレッチを行うなど、コンディショニングの維持・向上に努めています。上級生がストレッチやトレーニング前の準備などを習慣化し行っていることで、その姿を下級生が倣い、アカデミーでの良い習慣となっています。
その他、朝活動や学習などに関しては前回(寮内活動の紹介 〜JFAアカデミー福島男子 スタッフ通信vol.38)で紹介させていただいていますのでそちらをご覧ください。
1週間、1日の時間の中で選手たちはそれぞれ工夫し、どうやったら常にベストコンディションで試合を行えるかを考えて生活しています。
・苦手なところを自主練習で克服する
・得意なところを伸ばす練習をする
・ストレングストレーニングの回数を増やす
・毎日ストレッチなどを欠かさず、練習に全力で取り組む準備をする
など全てを列挙することはできませんが、さまざまなことを続けること、そのような日々の積み重ねが昨年末に行われたプレミアリーグ参入戦などの大事な試合でチーム全体が良いパフォーマンスを出せる一つの要因となったのではないでしょうか。
JFAアカデミー福島が静岡県に2011年に一時移転し10年が過ぎました。JFAアカデミー福島 男子の高校生は現在活動している高校1年生までで活動を終了します。静岡県へ移転をし、受け入れてくださった時之栖の関係者の方々、静岡県・御殿場市行政の方々、サッカー協会の方々、地域の住民の方々など色々な方に支えられて活動をしてきました。残り2年と限られた時間の中で、選手の成長と共に静岡に何か残せるよう日々の活動を大事に過ごしていきたいです。