JFAアカデミー福島11期生卒校式を実施
2022年03月09日
3月2日(水)にJFAアカデミー福島11期生の卒校式を時之栖で行いました。今年度の卒校式はまん延防止等重点措置の期間中ということもあり、来賓などを招かずに規模を縮小して実施しました。
式典内では男子WESTのスクールマスターである林義規JFA副会長の祝辞から始まり、女子選手へ綾部美知枝女子スクールマスターと山口隆文女子ダイレクターより扇寮の銘版が、男子選手へは林義規男子WESTスクールマスターと大橋浩司男子ダイレクターより柊寮の銘板が授与されました。その後在校生を代表して、男子は12期生の大間々和輝、女子は12期生の藤田智陽が代表して送辞を述べ、その後卒校生が答辞を述べました。最後に在校生が作成したクロージング映像で式を締めくくり、11期生男子15名、女子5名はそれぞれ次のステージに向かって新たな一歩を踏み出しました。
宮﨑慎(11期生/高3)
JFAアカデミー福島には「夢」「責任」「誇り」「創造」「自由」という五訓があります。JFAアカデミー熊本宇城で3年、この福島の地で3年、五訓の意味を理解し考え、自ら経験した6年間でした。
JFAアカデミーには、社会をリードしていける真の世界基準の人材育成という目的があります。そのため、サッカーだけではなく、学校の授業や勉強、社会的活動にも積極的に取り組みました。6年間アカデミーで学んだことで人間的に大きく成長し、「夢」に近づくことができたと感じています。これから私たち11期生は次のステージへ進みます。それぞれの場所でこのアカデミーで学んだ五訓を忘れずに「夢」に向かって挑戦しつづけます。
私が中学校を卒業する際、熊本宇城でお世話になった宮川真一コーチから送られた、大橋卓弥さんの「ありがとう」という曲に次のようなフレーズがあります。
「あなたの元に生まれて本当によかったと 今こうして胸を張って言い切れる あなたの願うような僕になれていますか? そんなことを考える」
当時、私には漠然としてしか歌詞の意味を理解できていませんでした。しかしこの福島で学んだ3年間を経て、今この歌詞の意味を噛み締めいています。そして、この曲は最後にこう締めくくられています。
「今 心からありがとう」
最後に、これまで私たちを支えてくださったすべての方々、本当にありがとうございました。(答辞一部抜粋)
太田萌咲(11期生/高3)
JFAアカデミー福島には「常に(どんな時でも日本でも海外でも)ポジティブな態度で何事にも臨み、自信に満ち溢れた立ち居振る舞いができる人間になる」というフィロソフィーがあります。私はこの6年間でフィロソフィーのような人間像に近づけたと思います。
なぜかというと、私は中学生、高校生の2つのカテゴリーでキャプテンを務めてきました。務めるたびに成長していく実感が湧き、私の自信に繋がりました。きっとキャプテンをしていなければ今の私はいないと思います。
そして6年間一緒に過ごしてくれた11期生のみんなは、かけがえのない存在です。本当にありがとう。それぞれ進む道は違いますがお互い頑張っていきましょう。
最後になりましたが、在校生の皆さん、6年間という時間はあっという間に過ぎてしまいます。今を楽しみ、そして一日一日を大切にしていってください。今日まで私たちを指導してくださったスタッフの皆様のおかげで、サッカーだけでなく一人の人間として大きくなれました。常に良い環境を提供してくださった帝人、LEOCの皆様のサポートで、全力でサッカーに打ち込むことができました。中学校、高校とお世話になった先生の皆様、私たちを応援、サポート、支えてくださったすべての皆様、6年間本当にありがとうございました。(答辞一部抜粋)