磐田が静岡ダービーで逆転勝利! 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2022WEST第2節
2022年04月11日
高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2022WESTは4月9日(土)と10日(日)に第2節を行いました。9日の磐田スポーツ交流の里ゆめりあ球技場では、ジュビロ磐田U-18(静岡)と清水エスパルスユース(静岡)が対戦しました。
ジュビロ磐田U-18 2-1(前半0-0、後半2-1)清水エスパルスユース
WESTを舞台にした初めての静岡ダービーは、最後まで目が離せない展開となりました。序盤にペースを掴んだのは「磐田は積極的に前から奪いに来るよりは、ブロックをつくって縦パスを狙っていくスタイルだったので、我々が得意とするビルドアップで崩せると考えていた」(澤登正朗監督)という清水です。10分にMF山田理矩選手(#10)が負傷交代するアクシデントに見舞われながらも、後方からパスをつないで相手エリアに攻め込みますが、思い通りにシュートまで持ち込めません。
対する磐田は、「相手の攻撃を潰して、いろいろなところに顔を出して守備をしようと思っていた」と話すMF後藤啓介選手(#17)を中心とした守備から、サイドに展開。DF伊藤稜介選手(#25)の攻撃参加などからチャンスをうかがいましたが、決定機は23分にFW伊藤猛志選手(#9)のパスから放った後藤選手のシュートのみ。前田遼一監督は「普段とは違う天然芝や暑さに慣れていないと感じた。みんな頑張ってくれていたけど、前半はあまり良いイメージが無かった」と振り返りました。
均衡が崩れたのは、後半開始直後の49分でした。清水は左サイドでボールを持ったFW田中侍賢選手(#8)のボールキープから、DF石川晴大選手(#6)がゴール前に低いクロスボールを入れると、中央で反応したのはMF星戸成選手(#20)。「最初はクロスに入れていなかったけど、監督に言われた通り、ゴール前に入っていったら、良い形でボールが転がってきた」と豪快に蹴り込んだシュートが決まり、清水が先制しました。
1点目が生まれてからは一進一退の攻防が続きましたが、80分には高い位置でボールを奪った磐田の伊藤猛志選手が同点弾をマーク。以降は清水の澤登監督が「先制点を取れたところまでは良かったけど、自分たちのビルドアップのミスで失点してからは精神的に不安定な部分が出た」と振り返るように、勢いで上回る磐田が押し込みました。すると、90+4分にはDF李京樹選手(#2)が右サイドで攻撃参加し、ゴール前にパス。李選手は、「最後は自分たちだけでなく、相手も疲れていたので、走れば必ずチャンスが来ると思ってしっかり走り込んだ」とFW河合優希選手(#33) からのリターンパスをゴール前で受け直すと、ゴール左隅にシュートを決めました。直後にタイムアップの笛が響き、静岡ダービーは磐田が2-1で勝利しました。
前田遼一 監督(ジュビロ磐田U-18)
エスパルスは本当に能力が高い選手が多くて、手ごわい相手でした。そうした相手に対しても、普段練習でやっていることを出してほしかった。試合前にはボールをしっかり大事にしながら、アグレッシブに戦っていこうと声を掛けました。今日は選手が頑張ってくれて、良い勝利で試合を終われたので、監督をやっていて楽しいと思えました。2試合をやって、自分たちが目指しているサッカーは間違いではないと感じています。
MF #17 後藤啓介 選手(ジュビロ磐田U-18)
今日は普段のFWではなく、ボランチでのスタメンだったので勝つことよりも、まずは失点しないことを重視して、プレスバックや最終ラインまで戻って相手の動きを潰そうと意識していました。ボランチのときは長い距離を走って、守備をするのが自分の良さだと思っているので、そこはできたかなと思います。前田さんが監督になり、昨年よりも足元でつなぐ意識が強くなりました。練習でも言われていることができているのが、2連勝につながっています。
澤登正朗 監督(清水エスパルスユース)
負けに対しての反省は絶対しなければいけません。自分たちのミスからリズム崩した部分は我々のウィークポイントであるので、しっかり次に向けて修正したいです。ビルドアップから決定機をつくる作業はできているので、開幕戦からの課題である決定力を改善したい。同時に切り替えも大事で、我々は連敗していますが、肩を落としてしまうとズルズルいってしまいます。気持ちを切り替えて、来週の試合で勝ち点を取るためにつなげなければいけません。
FW #8 田中侍賢 選手(清水エスパルスユース)
U-12の頃からエスパルスに所属しているので、ジュビロに対するライバル心は強いです。スタッフからも、絶対に負けてはいけないと言われていました。ジュビロと対戦するときはプレーどうこうより、気持ちの部分で負けてはいけません。自分のプレースタイルはガツガツ行くタイプではありませんが、ダービーだったので、まずは守備からと考え、球際で頑張り、ルーズボールを拾って攻撃につなげようと考えていました。ただ、試合終盤は存在感がなくなったので練習から常に存在感を示し、ミスを減らしていきたいです。
セレッソ大阪U-18 延期 ガンバ大阪ユース
東福岡高校 0-1(前半0-1、後半0-0) 名古屋グランパスU-18
ヴィッセル神戸U-18 1-2(前半1-1、後半0-1) 大津高校
静岡学園高校 2-0(前半0-0、後半2-0) サガン鳥栖U-18
履正社高校 2-1(前半1-0、後半1-1) サンフレッチェ広島F.Cユース
セレッソ大阪U-18(大阪)とガンバ大阪ユース(大阪)の一戦は、試合前にガンバ大阪ユースの関係者1名に発熱症状が認められたため、選手・チーム関係者の安全・安心を考え、延期となりました。代替日は決定次第お知らせします。東福岡高校(福岡)とのアウェイゲームに挑んだ名古屋グランパスU-18(愛知)は開始早々に奪ったDF小嶋健聖選手(#3)のゴールが決勝点となり、1-0で勝利。ヴィッセル神戸U-18(兵庫)と大津高校(熊本)の対戦は、前後半に1点ずつ奪った大津が白星を掴みました。静岡学園高校(静岡)はサガン鳥栖U-18(佐賀)を2-0で下し、開幕2連勝を達成。サンフレッチェ広島F.Cユース(広島)をホームに迎えた履正社高校(大阪)は、FW大田睦月選手(#13)のゴールが決勝点となり、今季初勝利を手にしました。
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— 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ (@jfa_u18) April 11, 2022
%E2%9A%BD第2節 試合結果%E2%9A%BD
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両リーグの対戦結果はこちら%E2%98%9D#高校サッカー pic.twitter.com/FYoycRbQKM
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— 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ (@jfa_u18) April 11, 2022
%E2%9A%BD暫定順位表%E2%9A%BD
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両リーグの順位表はこちら%E2%98%9D
延期試合が発生したため、EAST・WEST共に暫定順位となります。#高校サッカー pic.twitter.com/bkWMOgQn6j
大会期間:2022年4月2日(土)~2022年12月4日(日)