東西共に上位対決に注目! 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2022第5節
2022年04月28日
高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2022は、4月30日(土)と5月1日(日)に第5節を開催します。
EAST3位の青森山田高校(青森)は同1位の川崎フロンターレU-18(神奈川)との首位攻防戦に臨みます。青森山田は前節のJFAアカデミー福島U-18(静岡)戦で敗れ、開幕からの連勝が3でストップ。3位に転落しました。一方の川崎Fは横浜F・マリノスユース(神奈川)との神奈川ダービーで快勝し、首位に躍り出ました。共に明確なスタイルを持つチームによる一戦は、今節屈指の好カードと言えます。
現在の2位はFC東京U-18(東京)。第2節の青森山田戦で敗れたものの、そこから2連勝中と調子は上向きです。得点ランキング2位(5得点)のFW熊田直紀選手(#9)を得点源としていますが、その他の7得点は7選手が1点ずつを決めており、誰でもゴールを奪える力があるというのはチームの強みでしょう。対戦する桐生第一高校(群馬)はここまで2試合を消化しており、1分け1敗。初参入チームとあってまだまだその実力は計り知れません。FC東京が首位を追走する勝ち点3を挙げるか、桐生第一がプレミア初勝利を手にするのか、注目が集まります。
前節、青森山田の快進撃を止めたAC福島は、前橋育英高校(群馬)と対戦します。AC福島は現在6位と中位に位置していますが、上位に食らいついていくには連勝が必須条件になるでしょう。まずはしっかりした守備からゲームのリズムをつくって、人数を掛けてゴールを狙いたいところでしょう。一方の前橋育英はプレミア初参入ながら2勝1敗で5位に付けています。ここまで5得点をマークしているMF小池直矢選手(#9)を中心に、得点を奪えていることが勝利につながっています。順位が近いチーム同士の一戦は今後の上位争いを占うものになりそうです。熱い戦いにぜひご注目ください。
その他、大宮アルディージャU18(埼玉)と横浜FCユース(神奈川)、柏レイソルU-18(千葉)と横浜FMが対戦し、市立船橋高校(千葉)は流通経済大学付属柏高校(千葉)との千葉県高体連対決に臨みます。
現在のWEST首位は静岡学園高校(静岡)です。今季初めてのプレミアリーグを戦う静岡学園ですが、開幕から3連勝を達成。前節の清水エスパルスユース(静岡)戦で引き分けて連勝こそストップしましたが、いまだ負けなしを保っています。そんな静岡学園と対戦するのは、勝ち点差4で追う名古屋グランパスU-18(愛知)です。ここまで2勝1敗と白星先行の名古屋は、3試合ともに1点差ゲームを戦っています。静岡学園の攻撃を最小限に抑えて勝利をつかみたいところでしょう。
2位のサガン鳥栖U-18(佐賀)はアウェイでのサンフレッチェ広島F.Cユース(広島)戦に臨みます。ここまでの4試合で9得点と安定して得点を挙げている攻撃陣と、静岡学園に並びリーグ最少の2失点を誇る守備陣、攻守共に高いレベルのパフォーマンスを見せています。対する前年度王者の広島は、ここまで4試合を戦い、1分け3敗と苦しい内容のゲームが続きます。結果を見ても決して大崩れしているわけではないだけに、チームとしてももどかしさを感じているかもしれません。好調の鳥栖から今季初勝利を挙げて上昇気流に乗りたいところでしょう。
セレッソ大阪(大阪)とジュビロ磐田(静岡)による上位対決からも目が離せません。C大阪は3試合消化してリーグトップの13得点を挙げています。得点ランキングトップ(6得点)のFW木下慎之輔選手(#11)は2試合連続ハットトリックという離れ業を成し遂げています。驚異の攻撃力は今節も発揮されるでしょうか。一方の磐田は、前節の試合が延期となりましたが、開幕から3連勝中です。3試合共に1点差ゲームを制しており、この試合でもその勝負強さを見せられるかが試されます。
その他、ガンバ大阪(大阪)と履正社高校(大阪)による大阪対決、東福岡高校(福岡)とヴィッセル神戸U-18(兵庫)、清水と大津高校(熊本)の試合を予定しています。
大会期間:2022年4月2日(土)~2022年12月4日(日)