優勝、残留の行方は…WESTを制するのは鳥栖か神戸か 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2022第22節
2022年12月02日
高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2022は、12月4日(日)に最終節となる第22節を開催します。
プレミア初挑戦となった桐生第一高校(群馬)は最下位が確定し、来シーズンのプリンスリーグ関東への降格が決まっています。9位の市立船橋高校(千葉)、プレミアプレーオフ出場圏である10位の柏レイソルU-18(千葉)、自動降格圏の11位・JFAアカデミー福島U-18(静岡)の3チームがプレミア残留を懸けて最終節に臨みます。
市立船橋は8位の流通経済大学付属柏高校(千葉)との一戦です。前節の柏戦に勝利してプレミア残留を決めた流経大柏に対し、市立船橋も直近5試合を3勝2分けと終盤戦に入って勝ち点を積み重ねています。市立船橋は10位の柏との勝ち点差は2、11位のAC福島との勝ち点差は3あり、勝利すればプレミア残留が決まります。同じ千葉県の高体連チーム同士、長年ライバル関係にある2チームによる一戦は白熱必至です。
柏は2位の横浜F・マリノスユース(神奈川)との試合に臨みます。柏は2連敗中と苦しい戦いが続きます。直近の2試合は残留を争うAC福島、流経大柏にいずれも0-1で敗れています。一方で、2位が確定している横浜FMは前節の川崎フロンターレU-18(神奈川)戦で4-4の壮絶な打ち合いを演じました。柏としてはリーグ最多得点を誇る横浜FMの攻撃陣を抑え込み、勝負強さを見せて勝ち点奪取につなげたいところでしょう。
AC福島はアウェイで7位の前橋育英高校(群馬)と対戦します。プレミア残留に望みをつなげるためには勝利が必須条件となるAC福島。10月以降は2勝4敗と黒星が先行していますが、6試合とも1点差のゲームでした。第19節の市立船橋戦、前節の青森山田高校(青森)戦では早い時間帯での失点が敗戦につながっているだけに、まずは守備から良いリズムをつかみたいところです。
その他、桐生第一とFC東京U-18(東京)、川崎Fと青森山田、横浜FCユース(神奈川)と大宮アルディージャU18(埼玉)が対戦します。
WESTは優勝の行方が最終節までもつれています。2位のヴィッセル神戸U-18(兵庫)が11月30日(水)に行われた延期分の試合で5-0と快勝。首位のサガン鳥栖U-18(佐賀)と勝ち点で並び、得失点差も1点差まで迫りました。これにより勝敗はもちろんですが、最終節での得点数も優勝への重要なポイントになりました。
鳥栖はホームに3位のジュビロ磐田U-18(静岡)を迎えての一戦です。前節の鳥栖は東福岡高校(福岡)に勝利し、6試合勝ちなしの長いトンネルから抜け出しました。最終節で再びトップギアに入れて、猛追してくる神戸を振り切ることはできるでしょうか。一方の磐田は前節の大津高校(熊本)戦に敗れて優勝の可能性が消滅。ここ6試合で1勝2分け3敗と負けが込んでいるだけに最後は勝ってリーグ戦を終えたいと意気込んでくるでしょう。
一方の神戸はアウェイで4位の静岡学園高校(静岡)と対戦します。こちらも上位チームとの一戦となりますが、前述のとおり週中の試合で快勝したことで勢いに乗って臨むことができそうです。9年ぶりのプレミアリーグ参入となった静岡学園も直近5試合で2勝3分けと好調を維持しています。履正社高校(大阪)と対戦した前節は2点のビハインドから逆転勝利を収めており、最終節でも最後まで目の離せない戦いを繰り広げてくれることでしょう。
残留争いに目を向けると、前節までの結果で下位3チームが決まっています。10位の清水エスパルスユース(静岡)と、11位のセレッソ大阪U-18(大阪)ならびに12位のガンバ大阪ユース(大阪)との勝ち点差はわずかに1点です。最終節では清水とC大阪が直接対決、G大阪はアウェイで5位の名古屋グランパスU-18(愛知)との一戦に臨みます。3チームのうちどこがプレーオフ出場の10位を射止めるか。こちらも注目です。
その他、サンフレッチェ広島F.Cユース(広島)と東福岡、大津と履正社が対戦します。
大会期間:2022年4月2日(土)~2022年12月4日(日)