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鹿島アントラーズ、クラブ20冠目のタイトルは悲願のアジア制覇~AFCチャンピオンズリーグ2018~

2018年11月11日

鹿島アントラーズ、クラブ20冠目のタイトルは悲願のアジア制覇~AFCチャンピオンズリーグ2018~

AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2018の決勝、ペルセポリス(イラン)と鹿島アントラーズの第2戦が11月10日(土)にイランのテヘランで行われ、試合は0-0のスコアレスドローに終わりましたが、2戦合計スコア2-0で鹿島が初のACL優勝を果たしました。

10万人(公式発表)のサポーターの大きな後押しを受けるホームのペルセポリスは、第1戦で喫した2点のビハインドをまずは挽回すべく、鹿島陣内に、早めに縦へロングボールを入れて、打開を図ります。対する鹿島はゲームキャプテンのDF昌子源選手を中心に、落ち着いた対応で相手に危険なシーンを作らせず、前半を0-0で終えます。

後半に入っても、鹿島は前半と同様にリスクを冒さず、上手に時間を使って、ペルセポリスの焦りを誘います。試合終盤はさすがに疲労もありペルセポリスに押し込まれるシーンが続きましたが、守護神のクォン・スンテ選手の好守などで、最後まで集中を切らさずに、試合はこのまま0-0で終了。第1戦のアドバンテージを活かし、第2戦を老獪な戦いぶりで乗り切った鹿島アントラーズが、クラブ創設以来の悲願だったACL(AFC主催公式大会)を初めて制しました。

なお、大会最優秀選手には、大会全14試合に出場し2得点を挙げた鈴木優磨選手が選ばれました。

日本勢としては浦和レッズ(2007、2017)、ガンバ大阪(2008)に続く、3チーム目の栄冠に輝いた鹿島アントラーズ。今度はアジア代表として来月12日に開幕するFIFAクラブワールドカップUAE2018に出場します。

監督・選手コメント

大岩剛 監督(鹿島アントラーズ)
非常に厳しいアウェイゲームでしたが、選手たちが戦ってくれました。勝利はできませんでしたが、優勝できて非常に嬉しく思います。このタイトルはクラブ、選手、サポーターの悲願でしたし、このタイトルを獲ることで、アントラーズの名前が改めてアジアに発信されると思います。一昨年にレアル・マドリードと戦ったクラブワールドカップ決勝を上回る価値のあるタイトルだと思います。ベテランの小笠原、曽ヶ端をはじめ、彼らとアジアのタイトルを獲れたということが非常に嬉しいです。

GK #1 クォン・スンテ 選手(鹿島アントラーズ)
(自身3度目のACL制覇だが)言葉にするのが難しい気持ちだったですが、3回目ということを認識しました。これから4回、5回と伸ばしていけるように頑張りたいです。加入のインタビューで「優勝しに来た」と約束しましたけど、それを守ることができて嬉しく思います。アザディスタジアムは「アウェイの地獄」と言われる場所ですが、そこで無失点で終えることができてよかったです。来年もACLに出場できるようにリーグ戦に集中して、天皇杯も獲らないといけません。

DF #22 西大伍 選手(鹿島アントラーズ)
よかったです。皆さんのおかげです。(アウェイの雰囲気は)すごかったです。ハーフタイムに耳がキーンとなる感じでした。サポーターの皆さん、おめでとうございます。思いを僕たちが受けて頑張りました。皆さんのおかげですし、皆さんが獲ったものだと思います。

MF #4 レオ・シルバ 選手(鹿島アントラーズ)
非常に嬉しく思っています。獲ったことがないタイトルなので多少なりにはプレッシャーもありましたが、達成できてよかったです。今後も続く大会で頑張っていきたいです。選手、スタッフ、サポーターが誇りに思えるタイトルだと思います。

FW #9 鈴木優磨 選手(鹿島アントラーズ)
個人というより、チーム全員で戦えていました。優勝したいという全員の気持ちが結果につながったと思います。満男さん(小笠原満男選手)やソガさん(曽ヶ端準選手)、レジェンドの人たちが獲ったことがないタイトルを、一緒に獲ることができてうれしかったです。まだ天皇杯もありますし、しっかり戦ってからクラブワールドカップに向かいたいです。

大会期間:2018年1月30日(火)~2018年11月10日(土)

決勝 第1戦 11/3(土)  会場:茨城県立カシマサッカースタジアム
鹿島アントラーズ(日本) 2-0 ペルセポリス(イラン)

決勝 第2戦 11/10(土) 会場:アザディスタジアム
ペルセポリス(イラン) 0-0 鹿島アントラーズ(日本)

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