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第22回全日本フットサル選手権大会 Fリーグクラブが20戦全勝!神戸が決勝ラウンド一番乗り
2017年03月12日
第22回全日本フットサル選手権大会1次ラウンド2日目が3月11日(土)に開催されました。
大阪/岸和田市総合体育館の第1試合は、前日に敗戦を喫していた広島エフ・ドゥ(中国地域代表/広島県)と同志社大学フットサルクラブトレボル(関西地域第2代表/京都府)が対戦しました。前半は2-2と拮抗した展開になりますが、後半に入ると広島エフ・ドゥが幅広い戦い方を見せてゴールを重ねていきます。最終的には6-2という大差をつけて、広島エフ・ドゥが今大会初勝利を挙げました。
第2試合では、同じグループCのバサジィ大分(Fリーグ)とディヴェルティード旭川(北海道地域代表)が対戦しました。前半を3-0とリードした大分は、後半7分にも今大会を最後に引退するFP小檜山譲選手のゴールで旭川を突き放します。その後、旭川の反撃にあいますが、小檜山選手がこの試合2点目のゴールを決めて5-3で勝利しました。2連勝でグループ首位に立つバサジィ大分は、グループC最終節の広島エフ・ドゥ戦を引き分け以上の結果で、決勝ラウンドに進出できることが決まりました。
グループDの第1試合では、エスポラーダ北海道(Fリーグ)がヴィンセドール白山(北信越地域代表/石川県)に4-0で快勝。北海道のキャプテンを務めるFP高山剛寛選手が、ハットトリックの大活躍を見せて、チームを勝利に導きました。続く第2試合では、フウガドールすみだ(Fリーグ)とペスカドーラ町田アスピランチ(関東地域第1代表/東京都)が対戦しました。前半2分に宮崎暁選手のゴールで先制したすみだは、その3分後にもFP清水和也選手のゴールで、町田アスピランチを突き放します。今大会のダークホースとして注目を集めた町田アスピランチでしたが、すみだからゴールを奪うことはできずに0-3で敗戦。Fリーグクラブとの2試合を終えて、1次ラウンド敗退が決定しました。
グループC、グループDともに、Fリーグクラブが勝利を重ねましたが、これはこの2つのグループに限ったことではありません。大会全体を見ても、ここまでFリーグクラブは20試合を戦いましたが、20戦全勝と圧倒的な強さを見せています。その中で、グループFでは、開幕2連勝を飾ったデウソン神戸(Fリーグ)が勝点6で抜け出し、早くも決勝トーナメント進出を確定させました。
12日(日)の1次ラウンド最終日で、決勝ラウンドに進出する6チームが出そろいます。注目は、なんといってもグループE。昨シーズンまでFリーグ9連覇を達成していた名古屋オーシャンズ(Fリーグ)が、湘南ベルマーレ(Fリーグ)と対戦します。2試合を終えて両チーム2連勝ですが、得失点差では湘南が名古屋を上回っています。12日の試合結果によっては、名古屋が敗退となり、クラブ創設以来、初めて国内タイトル無冠でシーズンを終えることになります。Fリーグ王者の座を逃した名古屋が、意地を見せるのか。湘南が歴史を動かすか。熱い戦いが繰り広げられそうです。
選手コメント
川田尚幸選手(広島エフ・ドゥ)
今年はベテランや経験のある若手も抜けてしまい、難しいところもありました。経験不足を練習で補いたかったのですが、練習も週に1回、2回くらいしかできなかったので。同志社大が、かなり強いことは昨日のバサジィ大分戦を見て、全員わかっていました。警戒して試合に臨みましたし、かなり細かく分析した成果が出たと思います。大会前からバサジィ大分に勝たないと決勝ラウンドには進めないと言っていたので、明日は何とか食らいつき、勝利を手にできればと思います。
小檜山譲選手(バサジィ大分)
ディヴェルティードは非常に若くて勢いがあるうえに、元フットサル日本代表の菅原和紀選手のようなベテランもいたので非常に警戒していました。昨日(大会初日)の試合で不甲斐ないプレーをしてしまったのですが、ミーティングで気持ちを入れ替えて臨んだ結果が出たと思います。今日は2ゴールを挙げましたが、全日本選手権は自分の成績よりも、チームが勝つことが大切です。一試合でも多く戦えるように、まずは明日の試合に勝ち、決勝トーナメントに進出したいと思います。
高山剛寛選手(エスポラーダ北海道)
先制点を挙げてから、どうやって追加点を挙げるかがカギになると試合前から話していました。先制点、2点目とも挙げることができました。形はどうあれ、追加点を挙げることができてチームは落ちつけたと思います。長い時間、パワープレーを抑えられたことも次につながるはずです。すみだは強敵ですが、なんとか決勝ラウンドに進めるように頑張ります
後呂康人選手(ペスカドーラ町田アスピランチ)
昨日の試合に負けてから、『ここから2試合勝って可能性をつなげよう』と、みんなで目標を設定し直してこの試合に臨みましたが、プラン通りにはいきませんでした。昨日、今日と、スタートが良くなかったです。すごく気持ちも入っていましたが、力の出しどころをうまくコントロールしないと、気負いになって、それが固さにつながるのでコントロールしないといけません。決勝ラウンドに進めたら、町田のトップチームと戦えていたので、それが実現できなくて悔しいです。明日の試合は個人的にも現役最後の試合になりますし、多くのファン・サポーターが大阪まで来てくれたので、勝利で締めくくりたいと思います。
JFA-TV
第22回全日本フットサル選手権大会
1次ラウンド:
日程:3月10日(金)~12日(日)
会場:静岡県/エコパアリーナ、大阪府/岸和田市総合体育館、兵庫県/グリーンアリーナ神戸
決勝ラウンド:
日程:3月18日(土)~20日(月・祝)
会場:東京都/国立代々木競技場第一体育館