ニュース
「自分たちのフットサルをして勝ちたい」前回優勝メンバー・中村友亮選手×白方秀和選手(しながわシティ)対談 JFA 第27回全日本フットサル選手権大会
2022年03月10日
JFA 第27回全日本フットサル選手権大会が3月12日(土)に開幕します。1、2回戦は静岡県/浜松アリーナ、大阪府/岸和田市総合体育館、兵庫県/グリーンアリーナ神戸の3会場で、準々決勝以降は東京都/駒沢オリンピック公園総合運動場 屋内球技場で行われます。
今大会には日本フットサルリーグ(Fリーグ)の18チームに加え、9地域サッカー協会から選出された14チームが出場します。試合は20分ハーフで行われ、ノックアウト方式で日本一を決定します。
2007年のFリーグ開幕以降、09年に関東フットサルリーグ所属のFUGA MEGURO(現、フウガドールすみだ)が優勝した大会を除いて、日本のトップリーグであるFリーグならびにF1リーグ所属のチームが日本一を獲得してきました。しかし、前回大会ではトルエーラ柏(現、しながわシティ)がF2チームとして大会初制覇を成し遂げました。F2チームのみならず、地域リーグで活躍するチームも着々と力を付けており、一発勝負のノックアウト方式ならではの“下剋上”が大会の見どころの一つになっています。
3月21日(月・祝)に行われる決勝に勝ち進むのはどのチームか。ぜひともご注目ください。
インタビュー
ここではトルエーラ柏(現、しながわシティ)の一員として、前回の優勝を経験した中村友亮選手と白方秀和選手に、前回大会の振り返りや今大会への意気込みを聞きました。
○オンライン取材日:2022年2月8日
――前回大会ではトルエーラ柏の一員として、見事優勝に輝きました。お二人にとっては初の全日本選手権優勝だったのでしょうか。
中村 そうです。名古屋オーシャンズ時代は、準優勝と予選グループ敗退でした。優勝したときは、うれしかったですし、同時にホッとしましたね。
白方 僕は名古屋時代に2回優勝しています。ただ、名古屋のときは試合に出ていなくて、ベンチにいることが多かったので、主力としては初めてでした。やっぱり優勝したときの達成感は全然違いましたね。
――3回戦までは地域リーグのクラブと対戦し、4回戦以降はFリーグ・ディビジョン1のクラブとの4連戦でした。
中村 公式戦でF1のクラブと戦えることに対するモチベーションやチャレンジャー精神は持って臨んでいましたが、それよりも1年間、積み上げてきたことを出し切ろうという思いがチーム内にありました。自分たちのフットサルを捨てて勝利に徹するというより、自分たちのフットサルをして勝ちたいという気持ちでした。
白方 選手権の後にF1・F2入れ替え戦も控えていたので、F1のクラブと戦っても、自分たちはやれるところを見せてやろうという気持ちで挑んでいました。相手はメンタル的にも、すごくやりづらかったと思いますし、僕らのスカウティングもできていなかったと思います。僕らがやりたい戦術が機能しやすい守備をしてくれたこともあって、優位な展開の試合が多かったと感じます。
――優勝からの1年間で積み上げてきたものや現在のしながわシティの強みは何でしょうか。
中村 いろんな要素がありますが、まずは全員がハードワークできること。そして練習から「あと一歩寄せよう」「あと半歩寄せよう」「スライディングをしよう」と、本当に細かいところまでこだわってやれていました。昨シーズン積み上げたものに、今シーズンもう1年積み上げたものがあるのは、このチームの強みだと思います。
白方 それに昨年は4-0(フィールドプレーヤー4人が横並びになるフットサルの基本的なシステム)をベースに戦っていましたが、今年度はピヴォを前に置く3-1などの引き出しが増えました。その中で、ハードワークをしたり、人数を掛けてセグンド(ファーサイドのポスト)に詰めたり、切り替えの早さだったりというチームカラーは変わっていません。引き出しが増え、積み上げたものも増えている感覚です。
――前回大会はF2クラブが初優勝という結果になった一方で、F2クラブが地域リーグに負ける試合も多くありました。1シーズン、切磋琢磨してきた相手として、同じF2クラブの奮闘にも期待するとこがあるのではないでしょうか。
白方 昨年度は僕もF2のクラブが負け過ぎていると感じました。とはいえ、僕もバサジィ大分時代に、何度も下のカテゴリーの相手に負けた経験をしているので、やりづらさは分かります。それでも、Fリーグに所属しているチームのプライドを見せてほしいですし、僕も同じ立場の選手として結果で示していきたいです。
中村 今年度のリーグ戦では、僕らも勝てない試合が多くありましたし、レベルは上がっていると思います。個人的にはF2の他のチームにも、地域リーグの相手に勝つだけでなく、F1のクラブにも勝つところを見せてほしいです。
――今大会の初戦は、前回大会の決勝で対戦したフウガドールすみだという組み合わせになりました。最後に、今大会の目標を聞かせてください。
中村 今回は1回戦からF1のクラブが相手になります。1戦1戦、集中して、その試合のことだけを考えて戦い、たくさん試合をして、最後に勝って終われればいいと思っています。
白方 僕も同じです。ただ、このチームは、目の前の試合に全員で集中して取り組めるチームですし、昨年も選手権の中で、すごくチームとして成長しました。また、同じような経験ができるのではないかという楽しみな気持ちです。
大会期間:3月12日(土)~3月21日(月・祝)
会場:大阪/岸和田市総合体育館、兵庫/グリーンアリーナ神戸、静岡県/浜松アリーナ、東京都/駒沢オリンピック公園総合運動場 屋内球技場
関連ニュース
最新ニュース
- JFA 2024/11/21 【不服申立委員会】 2024年11月21日付 公表
- JFA 2024/11/21 【裁定委員会】 2024年11月21日付 公表
- 選手育成 2024/11/21 バイエルン・ミュンヘンへ短期留学 JFAとアディダスによる育成年代の選手を対象としたプロジェクト「育成年代応援プロジェクト JFA アディダス DREAM ROAD」~2024年度 第三弾が始動~
- 大会・試合 2024/11/21 決勝(11/23)チケット当日券の販売について 天皇杯 JFA 第104回全日本サッカー選手権大会 大会アンバサダー三笘 薫 選手・CFCと協働 子どもたち30名ご招待
- 選手育成 2024/11/21 2024年JFA・Fリーグ特別指定選手に3選手を認定